今、「保育防災」が全国で沸騰中!!!
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鎌田 修広
株式会社タフ・ジャパン 代表取締役社長
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この度は692号、792号、そして今回の出番をいただき心より感謝申し上げます。私は株式会社タフ・ジャパン(日本の備えに貢献する会社)の代表として14年目を迎えますが、KK2をはじめ全国35のチームに「妄想」を実現するためのサポートをしていただいております。その中の1つの活動であるJP子どもの森づくり運動「東北復興グリーンウェイブ」は、全国の保育園、幼稚園、こども園の子どもたちが取組む「東日本大震災」被災地の緑の復興支援活動です。東北の幼稚園・保育園・こども園の子どもたちが、東北の森で拾って送ってくれた“どんぐり”を、全国の活動参加園の子どもたちが苗木に育て、3年目に被災地に送り返して被災地に植える活動です。
東北に学び東北で考える
2021年までの間に、東日本大震災では遠野を拠点にしたボランティア活動、岩手県陸前高田市消防団員とは10年間「心の健康教室」開催、同市広田町にある「長洞元気村」から学んだ復興まちづくり、気仙に学んだ人の絆、東北からスタートし5年間で日本を縦断した保育防災セミナー、3日間レンタカーで走り回った南三陸町・石巻の大川小学校・釜石等の「伝承ロード」… このような多くの学びや気づきをどのように活かしたら良いのかずっと考えていました。
「保育防災アクションマイスター認定講座」が誕生!
2021年に、コロナ禍だからこそ誕生した講座です。マイスターに求められるのは「災害時に子どもの運命を変えるのはわたしたちだ!」という強い決意。「完璧に備えることはできないが、本気で備えることはできる」のです。そのための仕組みや仕掛けが満載!さらに「HP等での見える化」によって園のあらたな価値向上にも繋がることを目指しました。原則、年6回、ZOOMによるリモートでのワークショップ形式で実施。(認定式のみ都内で対面実施)
(1)事前準備・初動体制 (2)情報収集・安否確認 (3)消火・救助救出・応急救護 (4)避難訓練 (5)地域や保護者との連携 (6)食料等の備蓄
というカテゴリーに沿って進行していきます。
2024年度は8園で14名が参加、過去3年間で22園37名のマイスターが誕生し現場で活躍しています。
JP子どもの森づくり運動「保育防災サミットINおおづち」開催!
2024年5月22日(水)「保育防災サミット」は、「東日本大震災」から「能登半島地震」まで、今や災害列島化した日本の自然災害の現状を踏まえ、大きな災害を経験した東北の保育者と全国の保育者が実効性のある「保育防災」について考えることを目的に開催されました。そこでは、東北地方を中心とした第1期~第3期までのマイスターたちが園独自の事例発表をしてくれたのです。本当に素晴らしい取組と熱量に感動してしまいました。地元新聞やTVでも紹介され、多くの反響をいただきましたが、東北に学んだ御恩をお返しするにはまだまだ力不足ですので、今後も発展的に継続しながら、園が繋ぐ「縁」を大切にしていきたいと思います。
今年度KK2では初のチャレンジとして、人生100年時代に皆さんはどのような行動をして生き抜くのか、健康の三本柱を中心に考える「変化と向き合う心と体~1行日記で生活習慣を見直そう~」の開催が決定し募集が開始となりました!皆さんにお会いできることを楽しみにしています。
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