大谷翔平選手の「54-59」に学ぶ
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久保田了司
一般財団法人AVCC 理事長
霞が関ナレッジスクエア(KK2)代表
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「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、耐え難い猛暑がようやく一息つきましたが、長過ぎた夏の疲れが体内に沈殿しているように思えてなりません。皆さま、ようやく到来した涼しさの中で身心のバランスを調え、短いかもしれない秋を健やかにお過ごし下さい。
第854号【様々な「50-50」が問われる2024年9月】で述べましたが、国内外で固唾をのんで見守る出来事が繰り広げられた激動の九月が終わりました。その中でも大谷翔平選手の大活躍には感銘を受けました。

図:「54-59」KK2事務局作成
2024.09.20付け朝日新聞の「結果は二の次で自然体 でも目標高く」で、大谷翔平選手の「思考」「行動特性」が紹介されており、今シーズンの大活躍を支えたのは、
●結果を求めない
●球をバットの芯でとらえて一定の角度で飛ばすことだけに集中
●常に自然体
●高い目標設定
●失敗を見つめ成長につなげる
等のコンピテンシーが挙げられています。その結果「54-59」という前人未踏の大記録を達成したのだと、大いに腑に落ちました。
これらは自分とかけ離れた超人の「思考」「行動特性」ではなく、私たち凡人でも日頃の仕事や生活に採り入れることができる事です。仕事に置き換えると
●結果を求めて近道しない
●やるべきコトに集中
●身の丈に合った行動をとる
●常にミッションを見失わない
●失敗に学び成長する
といったことでしょうか。小さなコトの積み重ねと新しいコトの積み上げが、とんでもないトコロに行きつくことに気づかせてくれました。老若男女問わず多くの日本人に夢と希望を与えてくれる大活躍に感謝致します。
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10月11日(金)、高齢社会研究の第一人者である東京大学名誉教授 秋山弘子先生にご登壇していただき開催を予定しておりました「住民主体のまちづくり~新しい共創のかたち『鎌倉リビングラボ』に学ぶ」は、都合により開催を中止させていただくことになりました。お申込みいただいた皆様、ご参加を検討されていた皆様にはご迷惑をおかけし深くお詫び申し上げます。
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