備えあれば憂いなし!「断捨離」で防災力を高めよう
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秋田 義一
一般社団法人話力総合研究所 理事長
一般財団法人AVCC理事
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「断捨離」とは身の回りの不要なものを「断ち」「捨て」不要なものから「離れる」ことです。話力総合研究所の理事をお願いしているファイナンシャルプランナーのT先生の勧めもあり、私は還歴を迎えた頃から終活を始めています。終活とは人生の終わりの活動です。自身の「葬儀や墓のこと」「相続のこと」を整理していくのと同時に、「断捨離」をすることのようです。早すぎますか? 両親や叔母の晩年を見てきました。高齢になりますと、整理整頓がおっくうになり、年々ゴミ屋敷に近づきます。体力のあるうちに、「断捨離」することが大切だと考え、徐々に取り組んでいます。覚悟を決めて断捨離をしていきます。いらないものを捨てます。そうすると、収納していた整理棚、書棚、タンスが空きます。もったいないですが、ぐっとこらえて、家具も捨てます。
当然ですが、部屋が広くなります。倒れない、飛んでこない空間ができます。セーフティーゾーンを確保できるのです。これは防災上大切なことです。防災では、私たちの身を守るため、家具を固定したり、扉をロックしたりすることが求められます。しかし、正直、面倒です。また、家具を自由に動かすことができなくなります。扉を開け閉めするのに、いちいちロックのオンオフが必要になります。めったに起きない大地震に対して、日常の生活に影響が生じます。一方、身の回りのものを減らせば、家の中で避難すべき空間、安全空間が確保できるのです。たとえ家具を固定したり、扉をロックしたりしなくても、危険な時に一時退避する場所を確保できるのです。

図:KK2事務局作成
人生のベテランは終活で防災に取り組みましょう。断捨離がおっくうにならないうちに。早めの終活が防災につながるのです。一石二鳥です。
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