令和6年能登半島地震の実例から学ぶ「企業の復旧事例集」
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鎌田 修広
株式会社タフ・ジャパン 代表取締役社長
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この度も貴重な出番をいただき心より感謝申し上げます。私は株式会社タフ・ジャパン(日本の備えに貢献する会社)の代表として15年目を迎えますが、KK2をはじめ全国35のチームに妄想を実現するためのサポートをしていただいております。
令和6年能登半島地震では個人的に珠洲市・輪島市・七尾市等、3回ほど災害ボランティア活動をさせていただきましたが、経済産業省中部経済産業局の職員が現場に何度も足を運び、「レジリエンス向上ステップアップガイド」としてわかりやすくまとめてくださっていますのでご紹介したいと思います。
 出典:経済産業省中部経済産業局(2025)レジリエンス向上ステップアップガイド.pdf 被災企業の経験から学ぶ、備えるべき5つのステップ!
企業防災は、あきらかに企業文化が左右します。日頃から何を1番大切にしているのか。そのためにどのような文化が根付いているのか。今回「企業の復旧事例集~令和6年能登半島地震の実例から学ぶ~」から学ばせていただいた16の企業には、弊社が大切にしている「防災道徳」の考え方がありとあらゆる場面で浸透しており、非常に関心の高い内容ばかりでした。以下、ポイントを共有させていただきます。
【16の企業文化(職場風土)】
・トップダウンよりも、ボトムアップの職場風土が多かった。
・社員や従業員中心の経営で人を大切にする職場風土が多かった。
・社員や従業員のエンゲージメント(社員や顧客が企業に対して持つ貢献意欲や信頼関係)が高い。
【16の企業から他社へのアドバイス】
・防災投資は発災まで効果は見えないが、「歯を食いしばってでもやるべき」と思う。
・設備はお金をかければ直せるが人の心は簡単に治せないので、ここに力を入れると会社の立て直しが早い。
・BCP(事業継続計画)では従業員全てが出社できないことを前提として検討することをお勧めする。
・従業員の「多能工化」を進めるほか、日頃から教育や訓練を通じてスキルの幅を広げておくことが大切。
・「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」などのスローガンが社内のいたるところに掲げられている。
・発災時、最初に取り組んだのは、従業員に「工場を必ず再建し、雇用を守る」と宣言したこと。
・現場主体(権限を委任)で作業を進める文化が根付いていたので、現場の判断力や対応力に繋がった。
・以前から協力し合える社風づくりに注力してきたが、日常の取り組みが非常に効果を発揮した。
・週末には全て固定してから帰る習慣が根付いていたので、物的な被害は最小限に抑えることができた。
・「まさか」ではなく、「いずれ起こる」のマインドで普段から準備をするべき。
最後に2つのお知らせですが、令和8年1月1日を目指し、防災に関する単行本を出版予定!
そして、明日31日(土)18時~藤沢駅にあるイノベーションスナックみらぼの日替わりママとして3回目の出勤となります。ご都合の合う方は是非お待ちしております!
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