今やるべきことは「治水」と「検地」です
|
久保田了司
一般財団法人AVCC 理事長
霞が関ナレッジスクエア(KK2)代表
|
戦国の世の覇者が本当に力を注いだのは、「戦」ではなく「治水」と「検地」です。暮らしを守り、食を安定させることこそが「政(まつりごと)」です――令和の米騒動から、為政者は状況把握がまったくできていないことを知りました。先週のメッセージ「酷暑の夏 私たちにできること」にあるように、気候変動は人の行動が招き、人の行動でしか解けません。Society5.0(人間中心のサイバー・フィジカル融合)での「治水」と「検地」が急務です。
まずは、1.環境データを可視化することで人は納得して行動を変える。2.流域の上流から圃場、市街までを一体的に捉える。3.水害対策と脱炭素を両立させる。が、基本でしょうか。人が原因だからこそ、人の知恵と協働で解決する。争う力より、支える力を。治水(地域の安心安全)と検地(田畑と作物の現況把握)をデジタルで磨き、未来世代へ確かな大地と水を手渡しましょう。
 アケボノソウ(写真左)とアザミにとまるアサギマダラ(写真右)入笠湿原にて、2025/8/22筆者撮影
先週計画した登山ルートに「熊出没」情報があり、急遽ゴンドラに乗り標高約1,730mの入笠湿原を訪れました。猛暑の影響大ではありましたが、南の島から海を渡ってきたとされる無数のアサギマダラが舞い、「未来への希望」を感じさせるアケボノソウがせせらぎのほとりにひっそり咲いており、自然の営みに触れホッと安心いたしました。
さて、人の行動・人の歩みを支えるのが「話す力」と「聴く力」です。オンライン会議、セルフレジ等で「対面」が減る今こそ、伝え方・聴き方のブラッシュアップが不可欠です。
今回、一般社団法人話力総合研究所さまの全面的ご支援を得て新規公開した「話力コミュニケーションチェック(WCC)」は、話力理論に基づく全60問・約10分のセルフチェックです。人間関係力・対人関係力/聴解力/表現力/論理的思考力/情報収集力/自己変革力の6領域をレーダーチャートと解説で「自分の現在位置」を可視化し、学びの第一歩を後押しします。
結果はゴールではなくスタートです。支える力は、日々の小さな実践から育ちます。どうぞ気軽にセルフチェックをお試しください。
|