メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第915号 2025年11月7日発行)by AVCC

超高齢社会とデジタル社会のジレンマ

久保田了司
一般財団法人AVCC 理事長
霞が関ナレッジスクエア(KK2)代表

 10月に開催した「デジタル公民館まっさき」活動についてご報告します。10月18・19日、岩手県大船渡市末崎まちづくり協議会(ふるさとセンター)主催 まっさき町民文化祭に、『AI体験コーナー』を出展し、ボランティア6名で活動しました。館報まっさき9月号での告知と末崎町内全戸(1,400戸)にチラシ配布していただき、二日間で27組・延べ32名にご参加いただきました。年代は10代から80代までと幅広く、親子連れも目立ちました。

 一コマ60分で提供したメニューは、「かざして調べる(カメラ検索)」「会話してみる(会話型AI)」「AIで記念撮影」の3本柱。具体的には、食用きのこと毒きのこを見分けるきのこ検索、碁石海岸のゆるキャラづくり、ドジャースユニフォームを着た記念写真撮影等をご体験いただきました。参加者アンケートでは「おもしろかった」「今後AIをもっと使いたい」「AI体験にまた参加したい」の声が大多数を占めました。

 一方参加者からは、スマホの使い方、古いPCのメール再設定、キャリアメールの迷惑メール対策、子どものペアレンタルコントロール等、デジタルに関する困りごと相談が数多く持ち込まれ、個別課題の伴走には丁寧に寄り添う体制が必要だと改めて認識しました。ボランティアをその地域に送り込む取り組みでは限りがあり、各地域で「得意な人」が先生役に回り学び合いの輪を育む、即ち、デジタル公民館活動の必要性を痛感しました。

 「超高齢社会」と「デジタル社会」が同時進行する日本では、デジタルデバイドという「分断」が拡がる一方で、DXやAI活用こそ高齢化・人口減少といった課題解決の決め手と唱えられています。 この「ジレンマ」に対処するには、「誰一人取り残さないデジタル公民館活動」「高齢者・弱者に難しい操作を求めないデジタルサービス」「安価なコスト負担で実現できるデジタルサービス」等の整備提供が不可欠ではないでしょうか。今回の活動を通じて気付き考える機会を頂戴しました。

 まっさき町民文化祭を開催された末崎まちづくり協議会の皆さま、温かな応援を寄せてくださったまっさき地域の皆さま、お土産に素敵な竹細工作品「鼓動」を贈ってくださった「どこ竹inまっさき」の皆さまに心より感謝申し上げます。

AI体験コーナー
「デジタル公民館まっさき」活動の様子

 メッセージfromKK2は、KK2レギュラープログラム講師・AVCC理事評議員有志に執筆をお願いし、現在約20,000人の方々にお申込みいただき毎週金曜日お昼時に配信しております。従来「開封率」データを取得し参考にしておりましたが、昨今セキュリティー目的等で自動的に開封するメールサーバーが増えたことから、「開封率」にはあまり意味が無いと判断しました。そこで今回より【メッセージfromKK2】本文末尾に「メッセージはいかがでしたか?10秒アンケートにご協力下さい」というアイコンを設け、読まれた感想を選択式でチェックでき、執筆者にコメントや質問を自由記述できるレスポンスアナライザー機能を試行いたします。勿論アンケートのご記入はまったく任意でございます。ぜひ、ご協力いただき【メッセージfromKK2】の改良につながることを期待しております。よろしくお願いします。

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