メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第916号 2025年11月14日発行)by AVCC

心を育てる力 ―スポーツから学ぶ他者配慮―

伊庭野基明
一般財団法人AVCC理事
KK2グローバルキャリアカウンセラー

 10月13日、秋晴れの下で大阪・関西万博が184日間の会期を終え閉幕しました。開幕日の冷たい雨から、会期を終えて1か月が経った今も、会場周辺やショップを訪れる人が多く、あの熱気の余韻が続いています。季節は秋から冬へ。日本の時間の流れと人々の確かな歩みを感じます。

 開催前は賛否もありましたが、最終的には多くの人が訪れ、それぞれの心に「次の未来への希望」を刻んだのではないでしょうか。55年前の70年万博を知る世代にとっては、当時の子どもたちが見た未来が、今とその次へと繋がって見えたかもしれません。

 いま、DXやAIの進化が急速に世界を変えています。便利になる一方で、人と人とのつながりが見えにくくなる時代でもあります。そんなときこそ、私たちがもつ「こころ」と「こころ」で関係を結び直す意味を改めて考えたいものです。

メッセージfromKK2第894号でも触れましたが、万博の夕暮れ、大屋根リングから見渡す光景は、「いのち輝く未来社会へのデザイン」を象徴していました。技術の進歩や効率化の先に、本当に人が幸せを感じられる社会を築けるのか――その答えは、一人ひとりの“心の成熟”にかかっているように思います。

AI体験コーナー

10月10日に開催された第12回デジタルTERA小屋では、沖縄大学の石原端子さんをお迎えし、「スポーツの力で こころを育てる」と題してお話しいただきました。プロゴルファーとしての経験と、スポーツ心理学の研究・教育活動を通じて、石原さんは「こころを育てることでスポーツの価値を高めたい」と語られました。

 参加者アンケートには、「石原さんがゴルフで最も大切にしているのは“他者配慮”という言葉が心に響いた」とありました。相手を思いやる姿勢が、勝ち負けを超えた学びにつながる――まさにスポーツの本質を突いた言葉です。

 13年間の沖縄での生活を通じ、石原さんは体罰や暴力のない指導、そして“スポーツと平和”の関係を考え続けてこられました。「他者を思うこと」「人との関係を大切にすること」こそ、人と社会を育てる原点なのかもしれません。

 スポーツも人生も、一人では成り立たない。こころを育てる力とは、他者を思い、自分を整える力。技術が進んでも、人を支えるのはやはり人のこころです。

 次回2026年1月23日の第13回デジタルTERA小屋は、「コミュニケーションの理想と現場のリアル~アサーションで変わる!」。自分も相手も大切にする“自他尊重のコミュニケーション”をテーマに、並木友里さんにお話しいただきます。職場でも家庭でも役立つ内容です。多くの方のご参加をお待ちしています。

伊庭野さん 伊庭野基明
1974年慶應義塾大学卒。KK2グローバルキャリアカウンセラー。一般財団法人AVCC理事

公式YouTubeでAI読み上げ動画も掲載中!

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