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メッセージ from KK2
KK2weekly【メッセージfromKK2】(第926号 2026年1月23日発行)by AVCC
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年賀状
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古賀 伸明
元連合会長
公益社団法人国際経済労働研究所会長
一般財団法人AVCC理事
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郵便はがきが発行されたのは、明治時代の1873年。それから、簡便な新年の挨拶として年賀郵便が広まっていく。1899年には、現在のような「年賀郵便特別取扱(元旦に届ける制度)」が開始されている。
おなじみの「お年玉付き年賀はがき」は1949年(1950年用)から開始され、2004年用で約44億5000万枚と過去最高になり、以降は年々減り続け、2026年用は約7億5000万枚まで減少した。
正月の風物詩として定着してきた、新年の挨拶や日々の感謝を伝える年賀状は、近年のメールやSNSの普及により、ピークの6分の1となってしまった。また、「年賀状じまい」も多くなり、「年賀状じまいの時代ですので、返信などはご遠慮なくご放念ください。これは私の単なる存在証明です」などの注釈の賀状も届く。
しかし、年賀状には示唆に富み、心に残る言葉が多くある。今年の年賀状から、紙面が許す限り紹介したい。
後輩からは、「経営コンサルタントとして独立して、三度目の正月を迎えました。“誇りを利益に換える”をモットーに、ささやかながら第二の挑戦を続けていきます」
出版社の社長は、高杉晋作の辞世の句を捩って、「おもしろきこともなき世をおもしろく住みなすものは書籍なりけり」
約40年前、初めてのインド訪問をサポートしていただいた大学時代からインドに魅せられた人物は、「国際ヨガDAY(IDY)・EXPO夢洲を乗り切り、来年は2000人規模のIDYを京都で実施します。今年も時期を見て渡印の予定です。余生の悪あがきながらも、雑巾をしぼるように、いくばくかを試みたいと思っています」
NPO主宰者は、「今年からは、年齢・立場・境遇などからできるだけ自由でありたいと思っています。では、何を基軸にするのか?それは次世代を生きる子どもたちの幸せな未来です。従来の師である皆様に加えて、若者・子どもたちも大事な師です」
企業と社会のあり方を提言する研究所の代表は、今を文明の大きな転換期と称し、「1.“想定外”と“新規性”の日常化、2.何でもかんでも、変革志向、3.とにかくスピード感が大切、スピードで勝負、4.ともすると、今だけ、自分だけ、おカネだけ、と、やや刹那的にして忙(せわ)しない、落ち着かない不安の時代にあって、『揺るぎない強靭さと細やかな希望の共有』『一方で安定的でゆったりした時間の流れと平穏なる日常空間の確保』そして、『他者への思いやりと善き仲間との言頼の絆を大切にする』といった対抗軸の視点を堅持しつつ、これらをどうバランスをさせていくのかの社会実装が求められています」
著名な評論家は、「今年、僕は92歳になり、数少なくなった戦争を知る世代の一人です。日本が絶対に戦争をしない国であるよう、残された時間で忖度なしに精一杯訴え続けたい」
最後に大先輩から「95歳になります。ふりかえって考え『剛』から『柔』に歩みを変える。そんな一歩を踏み出します」
私も年齢を重ねてきたが、経験を積んだものだけが備える、柔らかい強さがあるはず。「柔らかさ」「しなやかさ」、そして、心のレジリエンスである「したたかさ」を持ちたいものだ。
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古賀 伸明
1952年生まれ。松下電器産業(現パナソニック)労組中央執行委員長を経て、2002年電機連合中央執行委員長、05年連合事務局長。09年から15年まで第6代連合会長を務めた。その後22年まで連合総研理事長を務め、現在は国際経済労働研究所会長。一般財団法人AVCC理事。
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