メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第928号 2026年2月6日発行)by AVCC

明日はどうなる?

久保田了司
一般財団法人AVCC 理事長
霞が関ナレッジスクエア(KK2)代表

 立春を過ぎたとはいえまだ寒風が肌を刺す2月、解散総選挙終盤の街は、連呼される政党と候補者の名前と耳触りの良いスローガンにあふれています。繰り返される選挙は、私たちの明日の暮らしを真に考えるために行われているのでしょうか?

 少子高齢化と人口減少が進むこの国では、社会システムの綻びが顕在化し、私たち一人ひとりがしたたかに生きるためには、大きな行動変容が求められています。それは、行政や誰かが何かをしてくれるのを待つのではなく、自らの課題と向き合い、「共に考え、共に学び、共に担う社会へ」をめざすことであると私たちKK2は提唱してきました。

 しかし、今日の日本社会を見渡した時、多くの人々は、社会の閉塞感を嘆きながらもどこか「他力本願」で自ら行動を起こそうとはしません。一方声高に自論を主張する人々は、自分が正しいと叫ぶだけで異なる意見を持つ他者の言葉に耳を傾けようとしません。そこにあるのは共生ではなく排外主義です。

 また世界的に「〇〇ファースト」という考えが拡がり、強い立場にある者が弱い立場にある者を思いやる心を失い、「自分さえ良ければいい」「今さえ良ければいい」という空気が支配的になっています。困難な時代だからこそ求められるはずの「共助」が遠のき、逆に「分断」が深まっているように思えてなりません。リーダーたちが自らの利益を優先し、国民が互いに背を向け合う。そんな社会の先に、「明日」はあるのでしょうか。「明日はどうなる?」――ふと、そんな不安が胸をよぎります。

 しかし嘆いてばかりはいられません。政治が社会を映す鏡なら、鏡の前に立つ私たち自身が変わることでしか、映る姿を変えることはできないからです。 レジリエントな社会(=変化にしなやかに対応できる社会)とは、誰かが一人勝ちすることでは生まれません。誰かの痛みに寄り添い、異なる意見にも謙虚に耳を傾け、共に課題に立ち向かうプロセスの中にこそ、レジリエンスが芽生えるのではないでしょうか。

レジリエンス道場

 KK2では選挙の喧騒が収まった2月27日(金)19:00~、レジリエンス道場『日本一の川崎市・菅町会、みんなが主役のまちづくり~8000世帯の命を守る防災力!~』を開催します。そもそも町会ってなに?という方、しごと人生を終え地域での新たな役割を求める方、地域防災にご関心のある方、会場またはオンラインで是非ご参加をお待ちしています。

 「明日はどうなる?」という問いの答えを持っているのは、政治家ではなく、私たち自身なのです。明後日2月8日の投票日には、必ず投票に行きましょう。

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