KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第143号 2010年11月5日発行) by AVCC
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慎むべきは「自分さえ良ければいい」という考え
久保田了司(霞が関ナレッジスクエアKK2代表)

文科省/厚労省両省と関連団体が絡み難航が予想される課題として、幼稚園/保育所を廃し「こども園」への一本化が議論されている。働く国民の立場に立った子育て支援の具体的な政策として、関係者が利害をかなぐり捨て、速やかに取組むことを切に期待したい。もう一つ、速やかに改善するべき課題として、この国で繰り広げられている「新卒採用」狂想曲の見直しが挙げられる。社会や各企業が用意する役割(仕事の内容)はあまり明示されず、若者が目指すキャリアとの摺り合わせが行われるケースも少ない。現実には一部国公立や有名私立の学生に複数の"内定"が集中し、"光る学生"獲得の企業間競争が拡がっている。社会や各企業は、まだ"光"は放っていない"原石"のような若者に役割(仕事)を用意し、仕事を通じて磨き"輝き"を引き出す事を、社会的使命と任ずるべきではないでしょうか。「自分さえ良ければいい」という考えでは、社会も企業も良くなりません。