KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第149号 2010年12月17日発行) by AVCC
KK2を応援して下さる皆様との交流をはかるために、公式facebookページを開設しました。ぜひ「いいね」のクリックをお願いします。
※このメールマガジンは、HTML形式で配信されています。一部のメーラー(無料メールサービス等)や設定によっては正しく表示されない場合がございます。予めご了承下さい。
※当メールの返信から、お問い合せ並びにイベントの申し込みは行えません。
『教育と社会のシームレスな接続のために』
伊庭野基明(KK2グローバルキャリアカウンセラー)
大学での就業力支援事業の導入が進んでいる。自己理解、人間関係など、社会人としての基礎力をつけるという事だが、欧米ではそれらが大学レベルへの最低入学基準だった気がする。入試の成績だけを合格基準にしてきたツケが、日本人のキャリア形成という人材育成を阻んだのか?社会構造変化の中で、「言われた事を正しくする」から「自分で考えて正しい事をする」というパラダイムシフトが起こり、企業内でもビジョン策定はもとより、「仕事の定義」が明確にされていないという事情もある。「教育と社会のシームレスな接続」を取り戻すには、「社会での仕事」の可視化-Job Description , Job Pricing, Job Evaluation -と中高時代から「仕事観」、もっと言えば「人生観」を磨く事が必要だ。就業力という事の前提には「働くとは何か」があり、その前に「社会の中で生きて行く」という基本のテーマを共に考える機会がもっとあってよい。