KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第172号 2011年6月10日 発行) by AVCC
霞が関ナレッジスクエア
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メッセージfromKK2
大学が問われる様々な社会的な役割:ビジョンの具体的な検討の場
伊藤健二(KK2産学官連携主席研究員/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授)
伊藤健二  東北全域の就職率が、他の地域に比べて1/3という調査結果が明らかになりましたが、東北の大学はこれまで接点のなかった企業に対しても様々なイベント等を通して接点を作って、就職を支援しています。
 また、東北の資本ストックが農林水産業を中心に16兆円以上が毀損しており、創造的な産業復興が求められています。
 ただ、震災以降の離職者数は被災3県で10万人を超えていますが、3県での雇用創出は1次補正予算の成立を受け、2.2万人を目標としつつあります。東北に本社を置く企業も置かない企業であっても、積極的に被災者の採用に積極的に進めています。官民での雇用創造を進めつつも、まだまだ離職者数が多い状況は続きそうです。
 3県の「震災復興ビジョン」の検討が進む中、上記新卒や離職者が、東北において、地域の絆を守り、どのような見通しを作っていけるか、復興ビジョンに期待が寄せられます。
 大学関係者は有識者としてこういったビジョン策定に関わることも多いかと思いますが、現場の声をしっかり踏まえ、具体的・段階的に構築していくシナリオを 議論していく場も検討していければと思います。

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