KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第181号 2011年8月12日発行) by AVCC
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大学での震災支援プログラムにおけるボランティアの意義、課題
伊藤健二(KK2産学官連携主席研究員/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授)
第14回イノベーションプログラムを「KK2ニッポン再生シリーズ 第1回」の第 2部、「社会貢献とボランティア」をテーマとして、TKK3大学連携(神戸学院大学、東北福祉大学、工学院大学)による「社会貢献活動支援士プログラム」とそれによる東日本大震災学生ボランティア活動状況・事前事後の活動を説明頂きました。
「KK2ニッポン再生シリーズ 第1回」の第1部では、ピースマインド・イープ株式会社のメンタルケア専門家により、被災地でのケア活動の経験も踏まえ、学生や従業員を送り出すとき、戻ったとき等に欠かせない心のケアについてお話頂きました。第1部の中で、震災ボランティアでは、若者は「勤労観」がかえって下がってしまうことが課題であるという指摘がありました。ボランティアを通して気付いてもらいたいことの反対になってしまうわけです。「安易に単位認定はしないように。」ということも付け加えられています。第2部の「TKK3大学連携の震災支援ボランティア」の事前事後では、適切な教育・ 振返りによって、「ボランティア」の意義、勤労観について気付くよう配慮され ています。
「大学生など若者が社会貢献をしたい」というモチベーションが高まっている中、大学等が提供するプログラムにおいて、適切に気付きを与えられる内容になっていることの大切さを、改めて考えるイノベーションプログラムとなりました。皆様の大学での震災支援プログラム、如何でしょうか。