KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第185号 2011年9月9日発行) by AVCC
霞が関ナレッジスクエア
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メッセージfromKK2
シニアの方々と共に考えはじめる、ニッポン再生シリーズ
伊藤健二(KK2産学官連携主席研究員/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授)
伊藤健二  シニアの方々と仕事を御一緒する機会が増えているように思います。
 60歳以上は4,028万人いて、今年は600万人が退職すると言われております。 団塊の世代では、「仕事」「ボランティア」「趣味」のいずれもやりたい人が42.5%います。希望する仕事としては、「時間にゆとりがあり、過去の経験を活かせる仕事」を望む人が59.4%になっています。定年後にしたいこととしては、「趣味、習い事をしたい」が1番で53%に及んでいます。
 消費行動・感性としては、「新製品に興味・関心がある」という比率が、他の年代に比べて、圧倒的に大きく、スマートフォンをシニアが活用し始めている、という記事も出ています。
 過去の経験をどのように棚卸しをしつつ、その棚卸し結果を、新商品も含めて活用できる仕事ができるか否か。
 ニッポン再生シリーズでは、シニアの方々に、自分のこれまでの経験を活かし、新たな事業に挑戦している方々に講演頂きます。農業をベースにし、新たな農商工連携事業(6次産業)を実践することや、NPOという今日的な組織を使って、シニア同士での仕事・ボランティアを探す新たな仕組みを構築しています。ニッポン再生シリーズが、団塊の世代をはじめ、様々なシニアの方々と、これからの日本の再生に向けて、一緒に考え、生甲斐を創出できる場になれば幸いです。

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