KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第194号 2011年11月11日発行) by AVCC
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節電社会・スマートシティに向けた、大学の貢献
伊藤健二(KK2産学官連携主席研究員/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授)

東京、東北、関西の各電力会社管内で、家庭の今夏のピーク時電力需要を昨夏と比べると、気温が同水準の日では4~18%の減少でした。ピーク時の電力需要削減目標である10~15%には及ばないケースもありましたが、使用した電力量をみると3社とも17%減でした。今冬以降も電力不足が続く見通しですが、経済産業省のアンケートでは9割の家庭が「今後も節電を続ける」と回答しています。
大規模工場などと違い家庭向けの節電目標は、法的強制力のないあくまで要請の数字という中で、「ピーク時の電力需要削減」に向けて、どのように節電行動を誘発し、実行していくかが、課題です。
皆さんの家庭では、どのように節電行動をされていますか。大阪府立大学では、低炭素社会に向けた教育プログラムを提供しています。また、スマートプロジェクトでは、節電行動を見える化する仕組み(スマートメータ)を活用した、様々な地域社会での取り組みを支援しています。経済産業省ではスマートメータの標準化・補助事業、内閣府ではカーボンマネージャの育成を行うなど、具体的な政策も触れつつ、「社会での教育の目標を行動結果で確認していくこと」に向けて、次回の
11/24のイノベーションプログラムでは、皆様と一緒に検討して行きたいと思います。御参加を御待ちしています。