KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第206号 2012年2月10日発行) by AVCC
霞が関ナレッジスクエア
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メッセージfromKK2
産業界のニーズを理系・文系で連携し把握する?
伊藤健二(KK2産学官連携主席研究員/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授)
伊藤健二  2月2日(木)にENEX((財)省エネルギーセンター主催)において「低炭素大学」というテーマで、 東京・大阪府立・慶應・早稲田・明治の5大学の専門家を招聘し、セミナーをコーディネートしました。
 「企業に向けた大学からの具体的な情報発信、産学連携における課題の共有、そして社会実装が可能な解決策に関する大学の提案」が重要であると感じました。 1)HEMS(住宅エネルギーマネジメントシステム)モデルハウスにおける実証実験の結果、2)ESCO(Energy Service Company)事業の信用力付与のための事業者登録制 度等、低炭素社会に向けた技術モデル・社会モデルを講演頂きました。文部科学省の来年度予算では「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」という事業がありますが、各大学が関連する産業界のニーズを適切に把握し、教育に反映できていますでしょうか。
 「低炭素社会」を実現する「新たなエネルギー産業」に向けて、「HEMSのような 情報システム関連の理系」と「ESCO事業のようなビジネスモデル関連の文系」が 本質的に連携していくことが求められます。

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