KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第209号 2012年3月2日発行) by AVCC
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「地域システム」と「ライフスタイル」の”転換”
久保田了司(霞が関ナレッジスクエアKK2代表)
私事ですが、先般
復興支援ITボランティアの一員として陸前高田市の仮設住宅集会所二カ所と大船渡市末崎地区公民館を訪問し、住民の方々を対象にするIT講習会活動に参加しました。毎月
霞が関寄席のライブ中継を観ていただいている長洞元気村では、女性部のブログ新設をお手伝いしました。80歳から90歳くらいの元気なおばあさん達が中心となり携帯電話で写真を撮りメッセージを添えメールで更新しています。
長洞元気村・なでしこプロジェクトを、是非ネットで応援よろしくお願いします。
末崎地区公民館は、未だにインターネット環境が無く携帯電話でネット接続するPCを持ち込みIT講習会活動を行いました。地域住民の方々はPC、携帯電話の使い方を憶えるのに必死、そこに学生、社会人、シニアのボランティアメンバーが寄り添います。すぐに心と心が通い、「娘と見合いしてくれない?」などといった会話も飛び出し、まさに和気あいあいの雰囲気で活動をすることができました。
このように、立場や年代を越えてつながる姿を見ていると、『共に考え、共に学び、共に担う社会へ』という
KK2が目指す新しい社会の形を具現化しているように感じました。
すべての人が尊厳をもって暮らせる社会を創造するためには、介護医療の連携を含む地域包括ケア、幼保連携を含む子育て支援といった「地域システム」の"転換"が求められています。これを実現するには、団塊世代が能力と経験を活かして就労と社会貢献活動を行い、支えられる高齢者ではなく支える高齢者となる「ライフスタイル」の"転換"が不可欠です。「社会保障と税の一体改革」では、制度を議論するだけではなく日本の「地域システム」と「ライフスタイル」の"転換"も併せ議論するべきではないでしょうか。