KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第223号 2012年6月8日発行) by AVCC
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大学からの企業に対するターゲティングの必要性
伊藤健二(KK2産学官連携主席研究員/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授)
イノベーションプログラムを5月24日に開催し、大学の方、ハローワークの方、企業の方々に御参加頂き、ありがとうございました。交流会では、「各企業は膨大なエントリーシートを処理するために特定の大学をターゲティングしているのではないか」といったことが話題になりました。
その延長で、大学と企業の関係において、互いにターゲティングをしていくことが重要ではないか、ということになりました。
政府の「若年雇用戦略」の検討会が5/28に行われ、大学や高校でも初年時からキャリア教育を体系的・系統的に行っていくことなどが盛り込まれています。現時点では
6月に発表される原案です。
大学においてキャリアガイダンスが義務付けられ、平成23年4月に施行になって1年経ちましたが、企業に対するターゲティング(関係性の強い業種、企業)など、各大学毎の特徴をどのようにキャリアガイダンスに盛り込むか、検討されていますでしょうか。新資源エネルギー産業、ヘルスケア産業などの成長産業とパイプを持つ大学など、大学からのターゲティングが課題になります。
政府は「若年雇用戦略」として具体的な方向性が示し、各種政策を実施していきます。各大学などの学校教育機関は、企業・自治体・NPO等のステークホルダーとの個々の関係を整理し、「ターゲティングした結果」の特徴として情報発信、キャリア教育を行っていくのか、そして学生のキャリア判断にどのように資するのか、大きなポイントになります。
産学連携教育については、
6月7日(東京)、
6月14日(東京)、
6月22日(大阪)で講演しますが、具体的に各大学の特徴が学生のキャリア支援につながることに貢献できればと思っています。