KK²　weekly【メッセージfromKK²】（第243号　2012年10月26日発行） by AVCC

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虚無僧(こむそう)尺八の鬼才、霞が関ミュージックサロンに登場

華井弘子（エキスパート倶楽部ゼネラルマネジャー）

　11月8日（木）19:00から霞が関ミュージックサロン第14回に世界40か国、150都市から招聘を受け、演奏されている尺八奏者・作曲家で、虚無僧尺八の鬼才でもある中村明一氏が登場されます。
　虚無僧とは、禅宗の一派である普化宗の僧のことで、起源は、室町時代まで遡ります。その虚無僧が広めたのが尺八ですが、現代では虚無僧を見かけることはほとんどなく、日本の伝統芸能である尺八の世界の中で生き残っています。
　中村 明一氏は、横浜国立大学卒業後、多数の虚無僧尺八家に尺八を師事、米国に渡り、作曲とジャズ理論も学ばれ、多彩なキャリアを積まれた方です。独自に開発した「循環呼吸」、そして、永年の探求により自ら究めた日本古来の呼吸法である「密息」を用い、「倍音」（音を構成する多くの音のこと）を自在に操る演奏家の第一人者です。
当日は、虚無僧ゆかりの曲目の演奏の他、「倍音」や「循環呼吸」、「密息」についてもわかりやく解説してくださるそうです。また、実際に「倍音」がどのように演奏されているかご披露いただきます。演奏会の後には、中村 明一氏を囲み、ワインなどのお飲み物と軽い食事をお楽しみいただける交流会も予定しています。ぜひご参加ください。

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