KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第248号 2012年11月30日発行) by AVCC
霞が関ナレッジスクエア
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メッセージfromKK2
キックオフから3カ月 「デジタル公民館まっさき」奮闘中!!
丸山修(KK2事務局)
丸山修  KK2、末崎地区公民館、大船渡市教育委員会を中心としたコンソーシアム「大船渡市 “デジタル公民館”まっさき」運営協議会では、9月1日、2日の第1回現地活動に引き続き、10月、11月と第2土日に現地活動を行い、被災地住民の方々を対象にしたパ ソコンの使い方やネット活用スキルの支援、高齢者の出番づくりに向けた竹とんぼ教 室、地場産業の養殖わかめにスポットを当てたコンテンツ開発の勉強会、デジタル公民館まっさきWebサイトの立ち上げ、復興のまちづくりに関わる地域情報の発信など に取り組んできた。

 そもそもデジタル公民館とは何か・・・。リアルな公民館は箱モノや設備があり、いろいろな団体がそこを利用してさまざまな活動(学習、発表、交流等)をする場である。よって一般的にデジタルな公民館は情報ネットワーク上でそれらを実現すること を指す。ただし、本事業は“被災地のコミュニティ再生支援”というミッションに基づいたデジタル公民館の構築と運営をめざしている。

 Webサイトは事業のキックオフに伴い突貫で立ち上げ、約2か月が過ぎ、ようやくよち よち歩きを始めたばかりという段階だろうか。“情報の消費者自身が発信者にもなる” という最近のCGM(Consumer Generated Media)の観点からみると、デジタル公民 館の課題は多く壁は厚い。本来、地域の人達自身がこのサイトを活用して活動するようにしなければならないのだが、そこが思うように進まない。もともと東日本大震災 の以前より、交通網や情報通信インフラ整備、産業誘致等から置き去りにされ、若者 を中心とした人口流出が続いてきた三陸海岸の被災地域では、被災からの復興まちづくりや未来に向けた地域コミュニティの再生・創発に向けて取り組む経済基盤や地域 人材がたいへん乏しい。
 この秋より漁港の防潮堤の整備や住宅の高台集団移転計画が具体的に動き出しており、 いよいよ人々の暮らしのソフト部分や地域における雇用の場にも関心が高まっている。 9月~3月末という限られた事業期間の中で、これらの課題にデジタル公民館活動がどこまでコミットメントできるのか、あるいは次年度以降に向けたお膳立てができるの か「デジタル公民館まっさき」の活動を注視いただければ幸いです。

■発行元:一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)霞が関ナレッジスクエア事務局
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