KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第265号 2013年 3月29日発行) by AVCC
霞が関ナレッジスクエア
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メッセージfromKK2
被災地から学ぶ活動 道半ば!!
丸山修(KK2事務局)
丸山修  自分が東日本大震災の被災地である陸前高田市や大船渡市の仮設住宅団地集会所を訪問するようになったのは、一昨年9月のこと、この3月末で約1年半になる。この間14 回(月1回、1回当たり2日から4日現地に滞在)になる。
現地に定住して活動する長期 滞在型のボランティアではなく、時々現れる短期派遣型ボランティアで、しかも活動 テーマが“ICT”では、切迫している被災地の復興や住民の暮らしの向上に、果たして役に立つのかどうか、疑問ではあったが、「学びを通じた被災地のコミュニティ再生支援事業」(H24文部科学省/復興庁委託事業)として、日程と活動拠点を定め、コツコ ツ続けきて、昨年暮れあたりから確かな手応えを感ずることができた。

 それは、時々現れるよそ者ではあるが、
・毎月1回、同じ場所に、定期的にやってくる
・活動スタイルは一斉にパソコン講座を行うのではなく、一人ひとりの困りごとに寄り添うスタイルを続けた
・大学生はゲームがしたくて毎回、集まってくる小学校低学年の子どもたちとサッカーや運動も楽しんだ
・ITだけでなくシニアを中心に、竹とんぼ活動も続け、地域の人同士のつながりもつ くった
・地域にありがちな複雑な人間関係をあまり気にせず、個性的な方々ともつながりを築き、よそ者ならではの媒介者の役割も少しではあるが果たせた ・・・・などがいい影響をもたらし、地域の方々やリーダー、世話人たちとも少しずつではあるが信頼関係を築くことができたように思う。

 しかし、1年半の活動で自分たちはようやく地域再生に資するコミュニティづくりのスタートラインにたどりついたのではないだろうか。“学びを通じた被災地のコミュニティの再生支援”の“学び”の主体、対象とは、被災地の方々というより、むしろ 自分たちを指しているように思う。
 いみじくも3月9日朝食後の現地研修会で、豊重哲郎さん(やねだん自治公民館長)は、 学生ボランティアリーダーに“ボランタリーとかボランティアという言葉の意味”を問うた。答えは“奉仕”ではなく“自主性とか自主的”ということになる。よって、ITボランティアもデジタル公民館活動も煎じつめると、被災地に自主的に学びに行く ことであり、そこに意味がある、ということか。

 2013年も被災地の方々から学ばせていただくことがたくさんあるはずだ。国等の支援策にもそういう視点のものがあっても良いのではなかろうか。ともあれKK2としてはこれからもより楽しく、より深く学びを続けたい。2012年の私たちの学びの一端がデジタル公民館まっさきのウェブサイトで公開してます。是非、アクセスしていただければ幸甚です。

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