KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第284号 2013年 8月16日発行) by AVCC
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グローバル人材市場でのベストマッチング -JDとレジメ-
伊庭野基明(KK2グローバルキャリアカウンセラー)

日本でのしごとのパラダイムは、決められたことを正しく処理するという受動的で非主体的な基礎的コンピテンシーを主に要求してきました。しかし、グローバル社会でのしごとのパラダイムは、その基礎的コンピテンシーに加えて、自分の頭でものを考えて、自分が正しいと思う事をするという能動的で主体的なコンピテンシーをも強く要求しています。(①)
今後のグローバル社会の中での成長戦略を遂行しなければならない日本企業もこの視点を重要視してきていますが、単に主体的、能動的という言葉だけにとどまらず、各企業のニーズに即したコンピテンシーや仕事の定義(JD:ジョブディスクリプション)の整備が今まで以上に必要となるでしょう。(②)
一方で、求職者には受動的、能動的にかかわらず、希望する企業の要求に合致する、他者と協調できる幅広いコンピテンシーをバランスよく身に着け、一つか二つの強いコンピテンシーを持つ事で他者と差別化する事が求められるでしょう。しかし日本型の履歴書ではこれらをうまく表現できないので、コンピテンシーやスペックを定量的に表現できる欧米型のレジメが今後は主流になるでしょう。(③)
グローバル人材市場とは、このような企業の具体的なJDと個人のレジメが効率よくベストマッチングされているマーケットです。日本は、製造業を中心にムリ、ムダ、ムラをなくすことで高度成長を成し遂げました。これからは人材市場でのムリ、ムダ、ムラをなくすことが新たな成長戦略推進に必要だと思われます。
KK2は今後も企業と個人の学習を支援してゆきます。