KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第296号 2013年11月 8日発行) by AVCC
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世界(グローバル)の中で働く取り組み?目標人数と雇用ニーズは?
伊藤健二(KK2産学官連携主席研究員/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授)

文部科学省の
「今後の留学生政策について」によれば、2020年に日本人の留学生:12万人、海外からの留学生30万人が目標となっています。はたして、日本の労働市場でこれだけの雇用ニーズがあるのでしょうか?
経済産業省
「大学におけるグローバル人材育成のための指標調査」(2012年3月)によると、グローバル関連人材の雇用は2017年に新卒採用18.8万人、中途採用6万人までの雇用に なるとの調査結果が出ています。
調査時点では決まっていなかった2020年東京オリンピックの開催で、東京都は約 7年間の準備期間中に15万人の雇用を創出できると試算されています。
日本の労働市場には十分なニーズがあるとすると、ここ5年で減って きた日本人留学生を毎年7.5千人、外国人留学生2万人(これまでは6千人で3倍のスピードに)の育成が社会の課題となります。
一方、三菱総研・NTTコムとの社会人1万人の調査結果から、「海外志向積極性」を高めるための学生時代の語学以外の3つのポイントも明らかになりました。
①新しいものや解決策を生み出すこと、
②意見の違いや立場の違いを理解すること、
③他人に働きかけ巻き込むこと、です。
この結果は、
前回のメッセージfrom KK2での総括( 「見えてきた結果をポジティブにフィードバックして、モチベーションに!」 )とも重なることもありますし、新しいポイントも見えてきます。
また、KK
2、
「しごと力向上ライブラリ」の新作として
「世界(グローバル)の中で仕 事をするために」を公開しています。グローバル関連人材のロールモデルとなる2人から「世界の中で仕事をする」をテーマにそれぞれの経験からお話していただいています。
KK
2では今後も、世界(グローバル)の中で働く人材の育成に向けた教育プログラムの開発など、 粛々と取り組んでまいります。ご期待下さい。