KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第310号 2014年 2月14日発行) by AVCC
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専門学校での職業実践専門課程は、どのような職業実践の能力開発に つながるか。
伊藤健二(KK2産学官連携主席研究員/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授)

「職業実践専門課程」として文部科学省が認定することにより、専門課程における実践的な職業教育の水準の維持向上を図ることになりました。様々な学校が申請を進めているようです。 元々、大学に比べて企業などの業界との接点が近い専門学校がより一層実践的な水準を上げることになりました。実際、大卒者も毎年2万人程度が専門学校に入 学をしています。就業者での入学者も含めますと、毎年3.7万人に及びます。また、産業構造審議会での試算では、専門学校では附帯事業で4.86万人の受講があったようです。 今後、新たな産業構造に向けて社会人学び直し事業が予定されていますが、18歳 以上の入学者が増えている中、今回の「職業実践専門課程」という仕組みがより一層、業界との連携を深めていくと思われます。
一方で、大学では、就業力育成事業、産業界のニーズ等の事業等、様々な事業が実施されてきていますが、どの程度、産業界とのニーズを把握でき、教育プログ ラムに関連付けられているでしょうか。
私自身、今年度だけで大学に向けたアクティブラーニング等での講演は500人以 上、専門学校向けは執行部80名の方々となっており、こういった方々も様々な実践をされることと思います。産学連携によるイノベーションを考えていくにあたり、是非、実践された方々と情報交換をさせて頂く場を設定しつつ、「本当に」 職業実践に必要な教育プログラムを醸成できればと願っています。