KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第314号 2014年 3月14日発行) by AVCC
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3/11の教訓を生かし、地域、個人で進めるレジリエンス
伊藤健二(KK2産学官連携主席研究員/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授)
国土強靭化地域計画がはじまり、各自治体ではガイドラインを作っていくことが求められています。どのようなガイドラインにするのがいいのでしょうか?
地域毎に脆弱な点が異なるので、それを考慮し、どのような優先順位になるのか、現状の地域についての客観的な把握を通して、市民と共に議論をして、整理を御願いしたい。
ただ、今回の「国土強靭化」では、これまでの単なる「防災」とは異なり、災害を防ぐ防災と共に、平時の際にも活用できることも考慮し、「産業競争力の強化」も目指すことが大きな違いです。
私も参加する、ある実証実験では、避難訓練において、災害時に使う仕組みを使った場合と使わない場合で、避難行動や意識について比較検証を行っています。やはり避難訓練でも、レジリエンスの仕組みを使った方が各種効果を市民は認識しやすい結果が出ています。
ガイドラインでは、そういった仕組みをうまく含むことで、より効果的であり、産業競争力までも目指すことも可能かもしれません。
「知的忍耐力」を高め、粘り強く考えていく上でも、「身体的忍耐力」や「コミュニケーション力」を高めていく「
第3回災強!霞が関防災キャンプ」の参加を検討頂くのは如何でしょうか。そして、皆さんの居住地域のガイドラインの作成に興味を持って頂くのは如何でしょうか。