KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第319号 2014年 4月18日発行) by AVCC
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グローバルな視点 - 日本人と日本社会で考えてみる -
伊庭野基明(KK2グローバルキャリアカウンセラー)

全国主要大学の学長アンケート(4/7日本経済新聞)によれば、「グローバルな視点」は、「現在の学生に足りないもの」という項目で、第1位(41.8%)となり、「大学が学生に求めるもの」という項目では、1位の主体性(75.3%)、2位の基礎学力(46.6%)、3位のコミュニケーション力(36.3%)に次いで4位(31.5%)となっています。
つまり、大学も学生のグローバル化が必要だと感じているが、それ以前に社会のリーダーとしての最低限のスキルを身につけて欲しいと考えているように見えます。一方で、少し古いデータで恐縮ですが、企業が大学新卒採用にあたって重視する項目(H16年 厚労省 雇用調査)では、「語学、国際感覚」は12位(3.5%)という数字もあり、大学、企業連携してのグローバル人材育成への取り組みはまだまだこれからという事かもしれません。
グローバル人材とは、単に英語ができるとか、海外で仕事ができるとかではないと思っています。社会には色々なローカルな考え、文化、(商)習慣をもった人々がいて、ローカル、グローバル両者の視点を踏まえた彼らとの共通了解(前提・課題・目標)を形式知としてどう形成し、相互の自由を尊重できるかという事が、その第一歩ではないでしょうか。日本社会の人と人の絆と地域の再生、人口構造変化の中での各年齢層でのキャリア形成、これらも、そのようなグローバルな視点で見てみると面白いと思います。