KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第321号 2014年 5月2日発行) by AVCC
霞が関ナレッジスクエア
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メッセージfromKK2
社会のために「自分になにができるか?」
久保田了司(霞が関ナレッジスクエアKK2代表)
久保田了司  KK2が岩手県気仙地区で継続してきた「デジタル公民館まっさき」活動を通じて、行政は「ハードウェア」の復興で手一杯、人と人の絆やコミュニティの再生といった「ソフトウェア」は地域住民任せになっており、私たちよそ者は継続して「寄り添う」くらいしかできないことを思い知りました。にもかかわらず、気仙の皆さんからは、「こんなにしていただいて心苦しく存じます」という勿体無いお言葉をいただき、とても優しい気持ちになります。
 しかし気仙から都会に戻ると、働けるのに働かず「生活保護」を選択する人が多いこと、「払いたくない」から給食費を払わない家庭があるといった話に、暗澹(あんたん)たる気持ちになります。
 「謙譲の美徳」も、弱者として振舞う「利己主義」も、社会の現実です。未曾有の国難ともいえる3.11東日本大震災を経て、多くの人が自分たちの国・自分たちの社会のために、「自分に何ができるのか?」と考えるようになりました。時間の経過と共にこのことを風化させるのではなく、日本社会に醸成(じょうせい)していくことが重要です。

 今年度「デジタル公民館まっさき」活動は、平成26年度「学びを通じた被災地のコニュニティ再生支援事業」(復興庁・文部科学省)の採択を受け募集を開始しました。美しい自然に恵まれ、且つ災害の多い日本の国のために、「自分に何ができるのか?」 を真剣に考えることが、今、求められています。

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