KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第322号 2014年 5月9日発行) by AVCC
霞が関ナレッジスクエア
facebook
KK2を応援して下さる皆様との交流をはかるために、公式facebookページを開設しました。ぜひ「いいね」のクリックをお願いします。
※このメールマガジンは、HTML形式で配信されています。一部のメーラー(無料メールサービス等)や設定によっては正しく表示されない場合がございます。予めご了承下さい。
※当メールの返信から、お問い合せ並びにイベントの申し込みは行えません。
メッセージfromKK2
今の日本社会に求められるグローバル化?
-今公募されている事業の提案において-
伊藤健二(KK2産学官連携主席研究員/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授)
伊藤健二  318号の続きです。「新卒のグローバル人材は2012年では12.3万人、そして今後、2017年には18.8万人も必要である」と、経済産業省24年3月「大学におけるグローバル人材育成のための指標調査」では予測されています。はたしてどんな業種での雇用創出がされていくと思いますか。宿泊業・飲食サービス業は8.3倍、運輸業・郵便業は2.2倍、卸売・小売業2倍、となっていますが、その他サービス業は11.5倍にもなっています。ただ、こういった予測の中で、本当に雇用創出がされていくか、該当産業における業務において外国人と日本人のうまいグローバルワークなど、うまくグローバルビジネス化が進み、雇用するグローバル人材に向けた業務創出が行われてくることが求められてきます。
 こういったグローバルビジネス化を推進するために各社内の体制は整えられていますでしょうか。ちょうど、「スーパーグローバル大学事業」や「成長中核人材育成事業」の公募が行われていますが、企業等のニーズを踏まえ、大学院や専門学校がカスタムメイドの教育プログラム作りが求められています。こういった企業の今のニーズを踏ま、出口を想定したグローバル教育プログラムを作ってほしいものです。
 「経済産業省やシンクタンクの予測」は、もっぱら様々なエビデンスデータを基に、こういった規模まで作れる可能性を試算したものとも考えられ、それを民間企業や大学などで、実現できるか否か、共通の目標値として設定するといいものかもしれません。労働人口が減っていくと共に、2020年のオリンピック等によって新たな市場も作られつつある中、産学官連携においてエビデンスデータを基に、新たな社会への一歩を照らしていくことも、KK2イノベーションプログラム等において「大学改革のこれまでと今後」を検討・講演する私に課せられた一つの課題と考えるこの頃です。

■発行元:一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)霞が関ナレッジスクエア事務局
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート西館奥エスカレーター上がる
電話:03-3288-1921  FAX:03-5157-9225
■発行者Webサイト:http://www.avcc.or.jp http://www.kk2.ne.jp/
■登録情報変更及びメルマガの登録停止:(ログイン後に「マイページ」から)
http://www.kk2.ne.jp/header_link/member_mypage.html