KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第325号 2014年 5月30日発行) by AVCC
霞が関ナレッジスクエア
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メッセージfromKK2
「デジタル公民館まっさき」活動とレジリエンスの学び
丸山修(KK2事務局)
丸山修  「グローバル」「レジリエンス」という言葉が、新聞・雑誌・テレビ・インターネットなどに頻繁に登場し、国の政策から地域の暮らしにいたるまで、いまや現代社会のキーワードとなっている。
 KK2が取り組んでいる「デジタル公民館まっさき」5月活動で協力いただいた長洞(ながほら)元気村(陸前高田市)仮設住宅の「なでしこ会」の活動や、大船渡市末崎町の旧泊里地区5部落の暮らしをまとめた「ごいし民俗誌」(東京文化財研究所発行)をみても、「レジリエンス」との関わりは深い。
 長洞元気村は3.11の東日本大震災被災後、公助に頼らない自助共助の暮らしづくりを試み、仮設住宅や高台移転のまちづくりにあたっても、「自分たちのことは自分たちで決めて根気よく具体化していく」という考えを強靭に貫いてきた。元気村は極めて小さい集落だが、その取り組みは、少子高齢化や過疎化が進む世界の標準モデルの一つであり、グローバルな存在であると思う。
 一方、「ごいし民俗誌」の調査研究対象地域は、大地震・大津波でいくたびも入江や海岸地域は甚大な被害を被っているが、住民たちはその都度、災害から立ち直り、粘り強くふるさとの海と共存し、祈りと祭りの歴史・文化、人と人の絆などを受け継ぎ、守ってきた。東日本大震災からの復興も、このふるさとの記憶とレジリエンスにより、未来に繋がっていく。考えるに「デジタル公民館まっさき」活動は、気仙やまっさきのレジリエンスに学ぶ活動でもある。

 ところで、被災地支援チャリティなどの活動をしているシンガー・ソングライターの濱守栄子(大船渡市碁石出身)が、活動拠点を東京から岩手県に移すにあたり、ライブを企画している。会場は霞が関ナレッジスクエアスタジオ。テレビ会議をつかって大船渡市末崎地区のふるさとセンターにも中継する。期日は6月13日(金)。参加を希望される方はこちらを参照ください。

■発行元:一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)霞が関ナレッジスクエア事務局
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