KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第326号 2014年 6月6日発行) by AVCC
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どうやって「ワーキングプア」を克服するか?
久保田了司(霞が関ナレッジスクエアKK2代表)

真夏を思わせる猛暑で6月がスタートしましたが、一方でエルニーニョ現象に依る冷夏もささやかれています。異常気象という言葉はもう耳慣れてしまいましたが、あらためて被災地で戒められた「いつ何が起きてもおかしくないのが人生、次は君達の番だ!」というフレーズが頭に蘇ります。
5月16日(金)に開催したAVCC&KK
2事業説明会「特別講演」では、藤井 聡氏(京都大学教授/内閣官房参与 防災・減災ニューディール政策担当)、金谷年展氏(東京工業大学特任教授/国土強靭化担当大臣私的諮問委員会委員)のお二人に「国土強靭化(ナショナル・レジリエンス)」について時宜(じぎ)を得たお話を頂戴しました。「平時活用/有事利用」に基づく国土強靭化事業等、公共事業のばら撒きではない国家としてのリスクマネージメントについて学びました。
但し、いずれにしろお金がかかることであり、日本人の「200万円以下の収入で働く人は労働人口6,272万人の34%にあたる2,165万人*」というデータからもわかるように20世紀にいわれた「一億総中流意識」とはかけ離れたこの国の経済生活基盤が衰えていることに愕然とします。この「ワーキングプア」を克服するには、国民が必死で「しごと力」を磨き、一人一人の「レジリエンス」を高め、この国の経済生活基盤の再生を図ることが喫緊の課題であると改めて確信致しました。こうしたことを踏まえ、KK
2はこれからも「しごと力」向上事業を進めてまいります。
(*寺島実朗「時代認識と提言」資料集2014年初夏号より引用)