KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第339号 2014年 9月12日発行) by AVCC
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女性の企業での活躍に向けた、学生へのメッセージ?
-中小企業での活躍の機会創出のための女性採用を2つの調査で考える-
伊藤健二(KK2産学官連携主席研究員/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授)

大学生の就職意識では、大企業志向が2015年では強くなっているようですが、女 子学生では文理共に中小企業志向が高く、大企業志向約4割に対して中小企業志 向約6割となっています。( 2015年卒マイナビ大学生就職意識調査)新卒39.5万 人(女性19.3万人)のうち、約11万人に及びます。
一方で、企業では、帝国データバンクの2013年調査によると、女性従業員が50% 以上の企業はどの程度あると思いますか?13.2%にすぎません。ただし、大企業 では8.7%に対して中小企業では14.6%となっております。また、女性管理職の割 合では50%以上が大企業の1.0%、中小企業の3.2%となっております。そこで、ひ とまず、女性管理職を増やそう、と言われているのと思います。
ただ、中小企業では管理職と共に、従業員も募集している旨、メッセージを出し て、大学生にリーチができているでしょうか。
職場内で男女を均等に扱う行動指針としてポジティブ・アクションの取組が必要 とされており、43.0%の企業が「意欲と能力のある女性を積極的に採用や登用」 を実施しています。とすると、やはり、女性従業員の積極的な採用のメッセージ も、女性に社会で働く機会を作っていくにあたっては重要かと思います。女性管 理職になられた方だけではなく、皆さんは、どんなメッセージを学生に伝えていきますか。私も、社会人1万人、学生5千人以上のデータから、女性の強いもモチ ベーションを考えていければと思います。
KK2のキャリア教育プログラム「エキスパート・スタジオ」では、9月26日に「ア ントレプレナー」
楠見敦美さんが登場します。女性の方々は、楠見さんのような 生き方も見て頂ければと思いますし、一方で男性は女性の働く機会をうまく創出 していければと思います。