KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第340号 2014年 9月19日発行) by AVCC
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「ジョブディスクリプション(JD)」という考え方と女性の活用
伊庭野基明(KK2グローバルキャリアカウンセラー)

欧米の労働市場での求人では、一般に「ジョブディスクリプション(Job Description:JD)」というものが使われています。
これは「仕事の定義」という意味で、募集する仕事の内容が具体的に書かれています。メンバー、マネージャーといったタイトルや誰に報告するかという組織内の位置、業務の詳細な内容や必要な経験年数、能力、資格などです。更に給与、福利厚生、昇進機会の条件などが書かれるのが普通です。この定義のみで書類選考、面接を行い、それらに合った人材を採用するという仕組みです。結果的に、人種、肌の色、性別、宗教、年齢、障がいの有無などは判断の対象にはならない事になります。極端な場合は、それらで断った場合は裁判になります。
日本社会での女性の活躍範囲の拡大が必要との議論が高まっていますが、暗黙知が支配してきた日本企業での仕事の仕方において、形式知化を進める事で、「ジョブディスクリプション」という考え方がもう少し進めば、結果的にそうなっていくのではないかと考えます。KK2ではしごと力、コンピテンシーといった形式知化に役立つプログラム作りを今後も進め、結果的に女性活用の場の拡大にも貢献できればと考えています。
ちなみに、
「エキスパート・スタジオ」 第31回は、ゲストに総合家事支援サービスの楠見敦美さん(株式会社カジタク 取締役COO兼CFO)を予定しておりますが、こちらでもジョブディスクリプションに触れてみたいと思います。