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岡山市で開かれた「ESD推進のためのKOMINKAN-CLC 国際会議」
*に参加してきました。30カ国から約700人が集まり、「持続可能な社会開発のための教育」について、取り組み事例の発表や討論が行われました。
開発途上国の方々の発表や発言を聞いていると、CLC(コミュニティ・ラーニング・センター)は、中高年の識字教育、職業訓練、看護研修、家族計画、女性の虐待や差別の撤廃、少数民俗の言語・伝統文化の継承・・・など、どれも住民たちが生きていくうえで切実な課題に取り組んでいます。しかし日本のように地方自治体の体制・公民館が整備されていないので、なかなか教育が行き届かないで苦戦しているようです。
KK
2の運営組織であるAVCC(一般財団法人高度映像情報センター)は、1980年代から90年代にかけ、国際協力の一環
*として、視聴覚教育という道具をたずさえ開発途上国の人づくりに関わってきましたが、今回の国際会議で話されている教育課題は、当時の状況と基本的には変わっておらず、今でも重要なミッションとして続いています。聴いているうちにKK
2のルーツに再会したような感慨深いものを感じました。
そういえばKK
2がこれまで実施してきたプログラムの中で「持続可能な社会開発、地域づくり」に関連するライブラリーがあるのを思い出しました。特別企画「有機農業の人づくり~実践40年の現場から~」(埼玉県小川町霜里農場/全国有機農業推進協議会理事長 金子美登 氏)は、持続可能な社会づくりを目指し、有機農業を基盤に今でいう生産・加工・流通・販売が連なる6次産業化モデルに取り組んでいる、ということでした。東日本大震災直後の2011年4月5日だったこともあり、鮮明に覚えています。とても説得力のある内容でした。講演録は
こちらから視聴できます。
*10月9日~11日開催。主催:岡山市、公民館・CLC会議実行委員会、文部科学省/共催:ユネスコ アジア・パシフィック教育事務局
*日本政府は1974年、国際協力事業団(JICA)を創立。1979年第5回国連貿易開発会議(UNCTAD)総会に出席した大平総理大臣(当時)は「国づくりの基礎はまず人づくりにある」と発言。1981年に鈴木総理大臣(当時)はASEAN5カ国を歴訪した際に、提唱した構想により「ASEAN人づくりプロジェクト」がスタート。