KK2
weekly【メッセージfromKK2】
(第356号 2015年1月9日発行) by AVCC
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「地域再生からニッポン再生を実現すること」に向けた新たな一歩とは?
伊藤健二(KK2産学官連携主席研究員/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授)
明けましておめでとうございます。2015年未年が皆さまにとって良い年となりますよう心より祈念致します。
1月2日のメッセージでは、『国民一人一人が「いかに地域が自立する仕組みをつくるか」「いかに地域の皆さんを"その気"にさせ、"できる"と思わせるか」具体的な地域の課題解決を目指すことが求められます。』ということでした。
昨年、12月26日に政府「
まち・ひと・しごと創生本部」では、長期ビジョンや総合戦略が議論され、「地方創生コンシェルジュ」、「シティーマネージャー」などの人材制度、「地域経済分析システム」等ビッグデータで検討する仕組み、様々な施策が計画され、その成果指標(
*KPI)も設定されました。
国民一人一人は、各地域において、それぞれの地域の特徴を踏まえ、そういった中央政府で考えられている叡智を踏襲しつつ、地域人材と一緒に仕組みを構築し、成果目標を実現していくことが求められます。「シティーマネージャー」は「地方創生に関し、市町村まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定や総合戦略の施策の推進を担う。」と定義されていますが、KPIを実現する総合戦略、施策を作って、その地域社会で実現できるか、が重要になります。ただ、地域毎に人が派遣され、予算が投じられても、それ以上の経済効果を実現できるように、地域の人々を巻き込んだ、地域毎の具体的な合意形成・実現が必要になります。
地域が自立的に活性化していっている例として、KK
2エキスパート・スタジオの
鹿児島県やねだん豊重哲郎さんのようないい例があります。自分の地域での現在の状況をしっかり踏まえつつ、政府の叡智、
*KK
2の
実例も参考に、昨年までとは違う新たな「具体的な一歩」を歩みだしませんか。
*Key Performance Indicators 重要業績評価指標
*「人と人の絆の再生」、「地域の再生」に頑張るみなさんを応援するプログラム