KK²　 weekly【メッセージfromKK²】 （第359号　2015年1月30日発行） by AVCC

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　霞が関シアター＋トークイベント「夢は牛のお医者さん」　親子でどうぞ

丸山修（KK²事務局）

　これまで霞が関シアターは平日のアフターファイブに行ってきましたが、今回は理由（ワケ）あって3月7日土曜日の午後に行うことにしました。今回上映するドキュメンタリー「夢は牛のお医者さん」は、子どもや親子で観てほしい映画だからです。

　1987年春、全校生徒9名という新潟県の山あいの小学校に3頭の小牛がやってきました。過疎化が進んだこの年、とうとう一人も新入生がいない事態となり、生徒たちがさみしくならないように校長先生が子牛を“入学”させたのです。9人を３斑に分け、それぞれ1頭ずつ世話をすることにしました。
　映画の主人公、当時小学校３年生だった知美さんは、下痢や高熱で病気がちだった生後１ヶ月子の子牛の世話をするうち、“自分は将来、獣医になって牛たちを助けてあげたい”という夢を抱きました。そして両親やおばあちゃん、地域の方々の支えもあり、中学・高校と獣医学部をめざして勉強に励み、見事目標とする大学に合格、国家試験もクリアし、夢を実現しました。
　知美さんは27年後のいま、生まれ育った地域の頼られる獣医として、また、２人の子どもの母親として、夢の続きを走り続けています。
　トークイベントでは、文部科学省から社会教育・キャリア教育に熱い方、「いのちの授業」の研究者にご協力いただき、人づくり、夢づくり、夢を育む学校、家庭、地域などについて思いを巡らせたいと考えています。
　霞が関・虎ノ門界隈他、都心で働く方々、また、都心で暮らす方々など、この機会に親子や家族で一緒に映画を観て、夢や仕事、将来について対話をしませんか。
　３月７日（土）14：00～の霞が関シアター＋トークイベント、ご期待ください。

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