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weekly【メッセージfromKK2】
(第365号 2015年3月13日発行) by AVCC
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地域の再生を促すレジリエンス?
伊藤健二(KK2産学官連携主席研究員/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授)

「レジリエンスリーダ」について様々な方と議論をしています。
災害などの大きな課題があった時に、①課題として抽出・設定、②課題共有、③施策の具体化、④協働作業化、などを行う方である、という整理が見えてきました。被災地で比較的顕著に復興している集落(岩手県陸前高田市広田町の長洞地区仮設住宅、通称「
長洞元気村」など)を観察した結果です。
災害という課題に向けて、平時に協働の取組みを一緒に行っているからこそ、災害の際にも取り組むことができる、とも言われています。日常があったからこそ、非日常を乗り越えられた、ということです。
2014年11月22日、長野県北部で最大震度6弱を記録した地震による負傷者は、長野市や白馬村など県内で計41人に上り、うち7人が重傷でしたが、なんと死者はゼロでした。共助のコミュニティがあったからと言われています。「大丈夫か」と励ましながら、住民らと協力してがれきを除き、無事に救出など、災害時に共助の行動が実現したわけです。
この方たちは、3月15日の仙台での
ジャパン・レジリエンス・アワードで表彰される皆さんで、この平時の際に、どのような交流となり、皆さんがそれぞれの活動に影響しあい、そして、より強固なレジリエンスが生まれていくか、楽しみです。
KK
2では、平時からはじめる体験プログラム「
心と体のストレッチ」を開催しています。次回は4月24日(金)に開催予定です。災害に向けた準備として、職場や家庭の皆さんと一緒に体験してみては如何ですか。