KK2  weekly【メッセージfromKK2】 (第380号 2015年7月3日発行) by AVCC
霞が関ナレッジスクエア
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メッセージfromKK2
 未知の社会への挑戦
 ~マイナンバー制度、ストレスチェック、シニアへの期待~
久保田了司
一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事長
霞が関ナレッジスクエア(KK2)代表
久保田了司さん  早いもので2015年も後半に入りました。みなさまもご存じのとおり、日本が抱える様々な課題に対する新しい施策がスタートします。「マイナンバー制度」は、本年10月から個人への通知が始まり来年1月から運用が開始されます。通知カードを受取った個人は、しっかりと管理し、所属組織に伝えます。各組織は、従業員や扶養家族のマイナンバーを収集、ガイドラインに基づき、安全管理措置を講じなければなりません。行政手続きの簡素化等ICTの恩恵に浴するには、まず個人情報の適正な取り扱いが不可欠となります。
 また、労働安全衛生法の一部を改正する法律により、「ストレスチェック」と「面接指導」の実施等を従業員50人以上の事業場に対し義務づける制度が創設され、12月1日に施行されます。「ストレスチェック」とは、事業者が労働者に対して行う心理的な負担の程度を把握するための検査です。事業者は「面接指導」の結果に基づいて、医師の意見を勘案し、必要があると認めるときには就業上の措置を講じる必要があります。ストレス社会で心すこやかに生きるために、「ストレスチェック」は個人と組織のメンタルヘルスを向上させるツールとなり得るのでしょうか。
 先月KK2で開催した講演会「地方創生、シニアが主役」では、最も大きな課題のひとつである「超高齢社会」をテーマに二人の講師に登壇いただきました。辻哲夫氏(東京大学高齢社会総合研究機構 特任教授)は、地域包括ケアシステムの推進と在宅医療の必要性を力説されました。石木幹人氏(岩手県立病院名誉院長)には、高齢者が互いに支えあう岩手県気仙地域での復興と地域医療の実践について報告していただきました。お二人の共通認識は、超高齢社会という未知の社会への挑戦には団塊の世代を中心とする「シニア層の活躍」が必要不可欠ということです。
 未知の社会への挑戦には新たな施策も大切ですが、シニア層はもちろん国民ひとりひとりが自らの課題と向き合い、果敢に「挑戦」していくことが今、何よりも求められるのではないでしょうか。
■発行元:一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)霞が関ナレッジスクエア事務局
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