KK2
weekly【メッセージfromKK2】
(第390号 2015年9月11日発行) by AVCC
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デジタル公民館でのアクティブラーニング、
そして自律した住民と地域の醸成
伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員
明治学院大学 学長特別補佐(戦略担当)

KK
2は、3.11東日本大震災発災直後から復興支援ITボランティアの参加メンバーと共に、岩手県気仙地区での月次プログラムを後押ししてきています。2012年度から2014年度と2015年度に亘って、「自律した住民と地域の醸成」をミッションに、復興庁・文科省の“学びを通じた被災地地域コミュニティ再生支援事業”に採択され現在進行形です。
3年に及び、延べ150名のITボランティアが、延べ300名の住民の方々と一緒にPC、ネット活用を行ってきました。名簿作成、チラシ作成、等からメール等でのインターネット活用など、様々な「IT活用のケース」が浮き彫りになってきました。その5つのケースを整理し、今回
Excel活用術にまとめたわけです。
住民の中には、ITボランティアから学ぶだけではなく、他の方に教えるレベルにまでなっている方もいます。「受動的学習」から「能動的学習(アクティブラーニング)」への転換が行われています。
そして、デジタル公民館が、小学校の総合的学習との交流が深まって、地元に浸透すると共に、
地元の「わかめ」をネットで学ぶことができるようになってきております。他、ITボランティアでの支援を踏まえ、オンライン販売等の6次産業、延(ひ)いては地方創生としての萌芽となっています。
「自律した住民と地域の醸成」をミッションに活動してきたIT活用のプロジェクトです。今年度においては、当初のミッションに対する成果の兆しが見えてきている中、読者の皆さまも、「Excel活用術」も御覧頂きつつも、「デジタル公民館」Webサイトにアクセス、そして現地と交流頂ければ幸いです。