KK2  weekly【メッセージfromKK2】 (第424号 2016年5月13日発行) by AVCC

霞が関ナレッジスクエア
KK2を応援して下さる皆様との交流をはかるための公式facebookページです。ぜひ「いいね」のクリックをお願いします。

※メールマガジンはHTML形式で配信しております。メーラー(メール送受信の仕組み)の種類や設定により正しく表示されない場合があります。※当メールには返信できません。お問い合せ・イベントの申し込みはそれぞれのコーナからお願いします。

メッセージfromKK2

幸せに年を重ねる? 働く? 学ぶ? キャリアの自律?

伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員
明治学院大学 学長特別補佐(戦略担当)

伊藤健二さん
 皆さんはどのように年を重ねられるといいですか?
 政府は1億総活躍を掲げ、労働人口が減る中、働き手として女性と共に高齢者にも期待を寄せています。CCRC(Continuing Care Retirement Community)という考え方で、学ぶこと、働くことも地域毎にできるように検討を進めており、5県32市区町村、計37件の自治体に10億円もの予算を3月に交付決定をして、これから徐々に自治体から事業としての公示がされてくるなど、形が見えてくることと思います。なお、CCRCは、医療・介護での地域での公的支出が減っていくことも試算されている考え方です。
 また、今週はHRチャレンジ大賞という表彰もされており、「味の素」がミドルからシニアまでキャリア自律促進・活躍ができるようなキャリアプログラムで大賞を受賞されました。企業の中でもこういった動きが進んでいます。

 こうした動きは、組織・個人にも広がりをみせており、KK2でも、このような取り組みを映像化して、Webサイトでプログラムを視聴できるようにしています。
 たとえば、全国展開しているNPO法人ニッポンアクティブライフクラブ(NALC)の拠点のひとつ、北海道中標津での孤独死防止の取組みや、生まれも育ちも東京という安藤さんが、事務器メーカーを定年後に山梨県へ移住し、農業を営んで地域社会に融け込んだ「再生に果たすシニアの役割」など、多くの事例があります。他にも多くのアクティブ・シニアを応援するプログラムをKK2のサイトでご覧いただけます。
 官民の取り組みが大きく形になり始めている今、皆さんも個人としても、そして所属している企業や自治体がどんなプログラムを考えているか、KK2のプログラムも参考に考えてみては如何ですか?