日本の成人が世界1位になっている能力をご存じですか? そして今できること:You do you!
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伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員 明治学院大学 学長特別補佐(戦略担当)
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第4次安倍内閣が組閣され、「生涯現役、生涯活躍の社会を実現するため、労働制度をはじめ社会保障制度全般の改革を進める」などが掲げられています。皆さまは「生涯現役、生涯活躍」を考え、自分のキャリアについて振返り、具体的に記載をされたことがありますか。私も、政府の委員会で振返りつつ、「次のキャリアについての展望」を検討しつつ、様々な方のキャリアの具体的な棚卸しを、個人的にも支援しています。
出典:OECD「国際成人力調査(2011年実施)」より作成
100年構想会議で取り上げられました「OECDのPIAAC(ピアック/国際成人力調査)」では、各能力共に参加国では日本が1位となっており、「読解力」「数的思考力」「ITを活用した問題解決力」の、3つの能力ごと、年齢ごとでは上記の通りになっています。日本人の皆さま自身のPIAACの3能力は如何ですか。皆さまの能力を次のキャリアで顕在化しませんか。
それぞれの方々に、ここに至るキャリアがありますが、それをどのように記述、整理できるかによっても、展望できる次のステップも変わってきます。個人毎のキャリアについて、顧客の課題や具体的な業務のエピソード、メンバー、売上金額などを記載してみていますか?
メッセージ547号で紹介されていた坐禅もよい機会になるかもしれません。坐禅をしながら、自分が歩んできたキャリアで印象の強いエピソードを思い出して頂くのは如何ですか。霞が関坐禅会では開眼寺住職の柴田さまから、「You do you.」(心こそ 心まよわす 心なり)という言葉も頂いたそうです。
KK2では、皆さまの次のキャリアの展望に向けて、柴田さまにゲスト出演いただいたエキスパート・スタジオ(動画)、霞が関坐禅会(11月1日開催)、KK2キャリア相談室などを用意しています。
今の皆さんのキャリアを書き下ろすことから、次のキャリアの一歩を始めませんか。
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