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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第686号 2021年6月18日発行)by AVCC

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「仮想空間シフト」を高度化-反脆弱な社会に向け、新たな機会の創造へ-

伊庭野基明
KK2グローバルキャリアカウンセラー

 丁度1年前、宣言下のメッセージfrom KK2第629号で、社会の脆弱性を痛感した事、遠隔診療の解禁とその体験談、そしてこの際、「仕事」「学び」「医療」含め多くの分野で「ピンチをチャンスへ」と書きました。その後ですが、仕事、教育でのリモートは普及しましたが、リアルだったものの代替というレベルに留まり、パラダイムシフトでの新たな機会(チャンス)創出はこれからのようです。

 NY大学のナシーム・ニコラス・タレブ教授は、予測を超えた大きな変化に際して大きな損失を回避するだけでなく、逆に自らを強靭化させ、更に大きな成長へと繋げる力を「アンチフラジャイル/ Antifragile(反脆弱性)」と名付けました。「アンチフラジャイル」は、KK2でも長年取り組んできている、変化に対してしなやかに対応する力と言われる「レジリエンス」を超え、危機にあたり、それを糧にして自ら成長する力という事のようです。


著者作成 2021/6/18

 さて、一方日本では尾原和啓氏・山口周氏の共著「仮想空間シフト」(2020年8月)で、働き方については既に始まっていた「物理(リアル)空間」から「仮想(バーチャル)空間」へのパラダイムシフトが加速し、リアルではオンスケジュールだった仕事がバーチャルではオンデマンドになり、仕事の意味や目的、ポートフォリオ(定義)の再設定等が今後進むと言います。又、教育分野での同様な仮想空間シフトは国境を越える「知の高速道路」となり、グローバル人材育成にも貢献すると書いています。

 KK2では、「デジタル公民館™」と称し、「仮想空間シフト」とその高度化を見据えて、リアルとバーチャルのハイブリッドでのメディアとプログラムの開発・運営を進めており、教育分野ではDPPの開発・普及にも取り組んでいます。又、個人と社会のレジリエンス等、社会の脆弱性の改善に役立つプログラムをしごと力向上ライブラリとして揃えており、今後も大きく変化する社会を注視し、「AdvancedなVirtual」として、新たな機会の創出に向けて皆様と共に考え、共に学んでいければと思います。

伊庭野さん 伊庭野基明
1974年慶應義塾大学卒。日本IBM、リクルート、慶應義塾大学、外資金融機関等を経て、現在KK2グローバルキャリアカウンセラー(米国 GCDFキャリアカウンセリング資格)。一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事

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