メールマガジンヘッダー

メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第712号 2021年12月17日発行)by AVCC

無料で学べるKK2Webサイトの動画掲載本数 1,834

日本が地球規模の課題解決を主導できる―松田学氏が描く日本の未来―

伊庭野基明
KK2グローバルキャリアカウンセラー

メッセージfrom KK2第710号で首都直下型地震の話題がでましたが、最近、全国的に地震の増加を感じます。日本近郊のプレート活動も活発化しているのでしょうか。アメリカでの竜巻被害もありましたが、地球環境にしても、気温の1度上昇で、大気の含水量が7%上昇し、それが豪雨などの原因となっている(注1)とも言われていますし、政治経済情勢も不穏で、20世紀を支えてきた構図から新秩序への大きな変化を求めているようです。正に世界はパラダイムチェンジを迎えています。

 さて、今週火曜日(12月14日)、ここKK2に、元財務官僚、未来社会プロデューサーの松田学氏をお招きして、「明日はどうなる!令和の日本」と題して、「日本の財政とデジタル化」を中心にして、日本の課題と将来像について語っていただきました(会場参加者:40名、ライブ配信視聴者:161名)。当日はKK2のDPP(デジタルプレゼンテーションプラットホーム)を活用して、講師からの設問に対する、参加者、視聴者の反応をリアルタイムで把握して、双方向でのコミュニケーション(講師への質問を40件以上いただきました)を構成するなど、コロナ禍で普及したリモートと会場参加というリアルとのハイブリッドにさらに付加価値をつけた学びの形を作ることをトライしました。見逃した方々も、1月6日にはアーカイブ配信予定ですので、当日の内容については、ぜひそちらでご覧ください。


12/14「明日はどうなる!令和の日本」の講演の様子 (左:松田学氏、右:講演中に視聴者から集まった回答をグラフ表示)

 ちなみに、今回のご講演に向けて、松田氏の著書(注2)で予習させていただきました。当日の講演でも触れられたかとも思いますが、「模範解答だが問題先送り型」で、「変わったこと、ユニークなことを排除」した結果停滞した戦後の日本の現状を踏まえ、大きく変化する世界で、「ブロックチェーン活用での協働型コモンズ社会の日本」という未来の姿を示しつつ、古来からの多様性文化をベースにした文化の日本だからこそ、現在の世界の変化に対応できるという、「日本は変われる」という日本人として自信の持てる内容でした。

 コロナ禍での3年目の年越しとなりますが、松田氏のお話を伺う機会も得、引き続き日本と日本人の行動、思考、文化特性(コンピテンシー)についてよく学び、客観的な事実に基づき考え、学び、行動できればと思いました。来年もよろしくお願いいたします。

注1)「スマート・ジャパンへの提言」:ジェレミー・リフキン(NHK出版)
注2)「親の金遣いが教育を決める訳」:松田 学(ギャラクシーブックス)

伊庭野さん 伊庭野基明
1974年慶應義塾大学卒。日本IBM、リクルート、慶應義塾大学、外資金融機関等を経て、現在KK2グローバルキャリアカウンセラー(米国 GCDFキャリアカウンセリング資格)。一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事

■発行元:一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)霞が関ナレッジスクエア事務局
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート 西館ショップ&レストラン 3F
電話:03-3288-1921 FAX:03-5157-9225
■Webサイト:
一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)
KK2 Webサイト
KK2 Facebook
KK2 YouTubeチャンネル
KK2 Twitter

霞が関ナレッジスクエア(KK2)は学校教育や企業研修では教えていない「しごと力」をいつでも、どこでも、誰でも学べる場を提供することを目的に、一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)の公益目的事業として運営しております。