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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第733号 2022年5月13日発行)by AVCC

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2021年比2.5倍稼働にもなったゴールデンウイーク!幸福度/ウェルビーイングを高める「因子」?

伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員
三幸学園 理事長特別補佐(戦略担当)

 長めのゴールデンウイークは如何でしたか?JRの特急等の利用実績によると、2021年比の約2.5倍にはなったものの、コロナ前の2018年の約7.5割程度の顧客を取り戻すなど、緊急事態宣言下とは全く違う状況になってきています。それでもなお1日で約3万人程度の感染者数、実行再生産数も1.0前後にはなっていますので、マスク等のコロナ対策を前提とした新たな経済活動が動きはじめています。

 ゴールデンウイークは、観光、食事など、様々なプライベートもあったかと思いますが、お仕事でコロナ前提での加速を準備されている人もいるかと思います。プライベートでもお仕事準備でもゴールデンウイーク前とは違う「新しい取組み」があったかと思います。そういった新しい取組みへのチャレンジは、「ウェルビーイングの向上につながっている」という調査結果が、働き方改革研究センターによる2022年1月実施の1万人調査ででています。「ウェルビーイング向上」の因子は、下図の通り、「家族関係」、「精神的健康」、「所得・収入」、「良好な生活環境」は、大きな影響となります(β:影響の大きさ)が、その次に、「新たなことへのチャレンジ」が上がってくるのです。今は「地域や社会に役立つこと」はマイナスになってしまっています。メッセージfromKK2 第728号ではプラスでしたので、コロナ前の2018年はプラス要因になっていたことが、コロナで家族関係等を優先することが精一杯で、マイナスになるほどだったということも考えられます。


『ウェルビーイングに関連する因子の構造』、働き方改革研究センター
(センター長:伊藤、アデコ・PwC・データミックス・MODIS等の参加、事務局:パイプドビッツ)、N=10468人、2022年2月

 ゴールデンウイークを振り返って頂き、家族、仲間などと「新たなことへのチャレンジ」について振り返って頂くことは、皆さま自身の「ウェルビーイングを実感する機会」にはなると思います。

 ゴールデンウイーク後は、コロナ対策として様々なオンライン・デジタル活用もされていくかと思いますが、何らかのデジタルツールで「新たなことへのチャレンジ」することは、上記の通り、ウェルビーイングを向上することにつながると思います。又は、スマホの何らかなアプリやアプリ内のちょっとした機能など、自分が活用しているツールを、身近な人であまりデジタルツールが得意ではないが必要としている人に提供し、新たなデジタル体験を提供することもよいかと思います。皆さんで「スモールチャレンジ」をしていきましょう!今後、KK2として、デジタル活用を検討するDKCなど、デジタル活用とウェルビーイングの関係を検討していく場を考えていければと思います。

伊藤健二 伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員
三幸学園 理事長特別補佐(戦略担当)

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