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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第768号 2023年1月13日発行)by AVCC

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年始恒例の箱根駅伝等からも、自分や組織を喚起する根源を考える1月へ

伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員
三幸学園 理事長特別補佐(戦略担当)

 明けましておめでとうございます。新型コロナウイルス感染対策の行動制限がなくなり、時間短縮、マスク等の基本的な対策は徹底しつつも、成人式等も3年ぶりに行われるようになった、新年かと思います。皆さまは、どのように新年を迎えられましたか。

年始恒例の箱根駅伝では、駒澤大学が出雲駅伝と全日本大学駅伝と合わせて3冠をとり、大八木弘明監督が引退をされました。学生たちは、大八木監督への感謝を込めて、3冠を目標にしてきたようです。その原動力が、往路優勝の後、復路では1回も1位を最後まで譲らないという強力な持続を実現したようです。大八木監督が優勝をとるようになったのは、「前と同じようなことをやっていても勝てない」危機感から指導スタイルを変えたということです。「選手の意向を聞きつつ、設定タイムも話し合って決めること」や、「積極的に声も掛ける」という指導スタイルです。学生目線で一緒に考えていくことが、監督と学生の強い絆を作ったのでしょうか。

 上記のような2023年の駒澤大学、メッセージfrom KK2第716号の2022年の青山学院大学と共に、強いチームを作っていくことは、毎年の年末年始で色々と考えさせられます。

 2023年3月から、上場企業は、人的資本投資等の非財務情報に関する情報を公開することが義務付けられています。「人的資本投資について、従業員の満足度やウェルビーイングに関する開示は有用」とも言われています。ただ、こういった情報公開をするにあたって、どのように満足度、ウェルビーイングが高まるようなチームとしてのコミュニケーションを企画、実践していくか、が重要です。5年で1兆円以上の人的資本投資を進めていくにあたって、大八木監督のように、どのようなマネジメントスタイルにしてどのような目標設定をしていくと、どのような投資の回収としての成果につながっていくでしょうか。皆さま自身も、COVID-19を前提としたニューノーマルな環境として、テレワークや出社が組み合わさった労働環境になってきていますか。皆さま自身の顧客へのサービスも、オンライン等のデジタルを使ったサービスが増えてきていますか。労働環境や顧客へのサービスにおいても、皆さま自身が自分で考え、管理職や経営者とよく相談をしつつ、試行実践、チャレンジしていくと、ニューノーマルにおける新たな付加価値を作っていくことにつながるかと思います。


令和4(2022)年度 上期事業報告書 レンタルスペース利用形態の変化

 COVID-19以降、KK2での会場の利用形態は、上図の通り、Web会議等の利用が大きく増え、様々なノウハウもためてきました。2022(令和四)年になってからは、Web会議は少々減ってきて、対面の大事さが感じられているようです。対面において駅伝のチームのような力強い双方向の会話の後、オンラインで強いメッセージとして発信、拡散していく、ということでしょうか。前週号のメッセージfromKK2と同様に、今週号のメッセージfromKK2に対して読者の皆様のコメントをいただくページを設けました(コメントは執筆者にのみ直接届く仕組みです)。力強い双方向のチームのつくり方、駅伝チームの解釈、など、匿名ですので、何でもコメントいただきますととても励みになります。そして、今後のメッセージfromKK2等での参考にさせて頂きます。宜しくお願いします。

伊藤健二 伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員
三幸学園 理事長特別補佐(戦略担当)

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