KK2 weekly【メッセージfromKK2】(第182号 2011年8月19日発行) by AVCC
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ニッポン再生とストレスへの対処 -レジリエンス-
伊庭野基明(KK2グローバルキャリアカウンセラー)
「ニッポン再生シリーズ」の第1回では災害ボランティアの人づくりとメンタルケアについて取り上げましたが、参加するボランティア自身が自分の経験を通して、日本の社会のありかたを考えるきっかけにして欲しいと思います。もともと現代は「ストレス社会」であり、社会、職場などに種々のストレスが存在しています。加えて災害時には、現地は被災による大きなストレスを受け、これを援助するボランティア自身も新たなストレスを受けることになります。これらのストレスへの対処は、放置してはいけない重要課題です。ストレス心理学のサルバトール・マッディ教授は、これからのストレスへの対処のひとつとして、「レジリエンス(弾力性・しなやかさ)」というコンピテンシーを紹介しています。災害を受け、今後の再生・復興を考えると、我々はただ呆然としますが、「それを受け止め、逃避せず、真正面から立ち向かう」という弾力を持った人間力を求められているという事です。
KK2では「しごと力」というテーマで多くの学びの教材を無償で公開していますが、「しごと力」というコンピテンシーの基礎には「人間力」という、人の生きる力と社会に存在する課題へと立ち向かう意思があり、「しごと力」を学ぶことで、逆に基礎的な力(人間力)もつくと行動科学では考えています。是非、ご活用下さい。