『ポスト3・11 変わる学問』‐気鋭大学人からの警鐘
編著:学校法人 河合塾
出版社:朝日新聞出版
発行:2012/03
定価:1,575円
出版社:朝日新聞出版
発行:2012/03
定価:1,575円
【目次】
1.学問の再生のために
2.自らの手で、自らの社会を
3.若いから、できること
4.震災を転機として
5.地球時代を生きる
1.学問の再生のために
2.自らの手で、自らの社会を
3.若いから、できること
4.震災を転機として
5.地球時代を生きる





一橋大学大学院国際企業戦略研究科の楠木建教授は「状況論」と「意志」について論じる。社会科学における状況論とは、世の中の「ここが問題だ」「これからこうなるだろう」という論。政治学や経済学は状況論にとどまりがちだ。それに対し経営学は「こうしよう」という意志の学問だ。3・11以降「東電が悪い」「誰かもっと良くして」といった状況論があふれているが、これから必要なのは「意志」の学問であると主張する。
第六次産業とは、農業・工業・商業がつながった産業。すなわち第一次産業の農業が第二次産業や第三次産業に進出または連携することによって1+2+3で「6」次の産業にするという取り組みだ。そのことによって多様な生産者や企業が共存できる。具体的に小山准教授らは、地域産物を利用した商品化や販売を行う会社を立ち上げている。
しかし原発事故で第六次産業の根幹である農業がダメになった。安全性を確認する有効な汚染マップを国は作っていない。そこで小山准教授は学生や住民とともにマップを作成する。そうした地域での活動は第六次産業に必要な「絆」の重要性を再確認させたのだ。