『戦略と実行』 ‐組織的コミュニケーションとは何か
著者:清水 勝彦
出版社:日経BP社
発行:2011/03
定価:1,890円
出版社:日経BP社
発行:2011/03
定価:1,890円
【目次】
1.戦略実行の「今」
2.戦略実行の問題点
3.組織におけるコミュニケーション
4.組織の実行力向上に向けて
1.戦略実行の「今」
2.戦略実行の問題点
3.組織におけるコミュニケーション
4.組織の実行力向上に向けて





戦略重視のアメリカ式経営の考え方により、日本の企業社会では「分析、理論」が重視されるようになった。だが、たとえば「この仕事が好き」といった「気持ち」は分析や理論でははかれない。そうした気持ちも含め、目標、夢や戦略を、トップと現場が共有するための「コミュニケーション」こそ、戦略の「実行」にもっとも重要なものなのである。
実行は「戦略の後工程」ではない。戦略の実行とは、顧客や競合の反応を通じて仮説を検証して間違いを正し、さらに質の高い仮説を立てるという繰り返しである。そのためには、トップ、ミドル、現場の三者が、有機的に協力し合わなければならない。その根底にあるのがコミュニケーションである。つまり、情報や指示の中にある「意味」を共有することだ。
戦略の実行は「戦略の核となる目的について合意する」「合意できない戦略施策についても100%の力を投入するための"納得"を培う」「実行の過程で新しく発見された情報を戦略に反映させる」といったプロセスを踏むべきなのである。