『新しい市場のつくりかた』
著 者:三宅 秀道
出版社:東洋経済新報社
発 行:2012/10
定 価:2,100円
出版社:東洋経済新報社
発 行:2012/10
定 価:2,100円
【目次】
1.さよなら技術神話
2.新しい「文化」を開発する
3.「問題」そのものを開発する
4.独自技術なんていらない
5.組織という病
6.「現場の本社主義」宣言
7.価値のエコシステムをデザインせよ
8.ステータスと仲間をつくれ
9.ビジネスの外側に目を向けよ
10.地域コミュニティにおける商品開発
1.さよなら技術神話
2.新しい「文化」を開発する
3.「問題」そのものを開発する
4.独自技術なんていらない
5.組織という病
6.「現場の本社主義」宣言
7.価値のエコシステムをデザインせよ
8.ステータスと仲間をつくれ
9.ビジネスの外側に目を向けよ
10.地域コミュニティにおける商品開発





かつて「新しい市場」をつくるのに成功した製品に「ウォシュレット」がある。ウォシュレットに使われている技術は、温水器とポンプがついたシャワー。これは、20世紀初頭にはすでにあった技術である。しかしウォシュレットは日本では1980年代になって開発され、ポピュラーになった。それは、それまでは「トイレで用を足した後にお尻を洗う」という生活習慣や、「お尻を洗いたい」という価値観が存在しなかったから。技術ではなく、そうした「文化」をつくり出したことでウォシュレットは成功したのである。
すでにある対象から「正しいもの」を見つけるという態度では問題を開発することはできない。どこにも「正しいもの」が存在しない、いわば「妄想」を、「正しいもの」にしていくメンタリティが、新しい市場を芽吹かせるためには必要なのである。