『なぜこの店では、テレビが2倍の値段でも売れるのか?』 ‐「でんかのヤマグチ」の高売りの極意
著 者: 山口 勉
出版社: 日経BP社
発 行: 2013/02
定 価: 1,575円
出版社: 日経BP社
発 行: 2013/02
定 価: 1,575円
【目次】
1.潰れないために「安売り」から「高売り」へ
2.「すぐにトンデ行く」ヤマグチの営業
3.売ってからが商売の始まり
4.月次では遅過ぎる。「日次決算」で当たり前
5.顧客のことは何でも知っている。「顧客台帳」の秘密
1.潰れないために「安売り」から「高売り」へ
2.「すぐにトンデ行く」ヤマグチの営業
3.売ってからが商売の始まり
4.月次では遅過ぎる。「日次決算」で当たり前
5.顧客のことは何でも知っている。「顧客台帳」の秘密





それは、徹底したお客さまサービスを続けていることである。量販店に比べて高く買ってもらった分、売った商品に対して最後まで面倒を見るという意気込みで、社員は常にお客さまに接する。例えばデジタルテレビの操作が覚えられない高齢の女性のために、毎週自宅に出向き番組の録画をしてあげるといったサービスも行っている。また、電球1個の交換でもすぐにトンデ行くなど、お客さまの困りごとをとことん手助けしている。そんな姿勢を支持してくれるお客さまも多く、ヤマグチでは売上高の65%が訪問営業によるものである。
「家の植木に水をあげてほしい」「急に外出することになったので、留守番を頼みたい」というような顧客からの様々な要望にも臨機応変に対応し、訪問の際に包丁研ぎ器を持参して包丁を研ぐ、外灯の清掃をするというようなサービスも日常的に行っている。
ヤマグチが目指すお客さまとの長期的な取引関係の維持のためには、手厚い顧客サービスが欠かせないが、それができるのも、利幅が厚いからこそである。利幅を薄くして数を多く売るという「薄利多売」が一般的な量販店のあり方だとすれば、ヤマグチの戦い方は「利は厚く、長く売る」という「厚利長売」なのである。