『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』 ‐これからを幸せに生き抜くための新・資本論
著 者: 山口 揚平
出版社: ダイヤモンド社
発 行: 2013/03
定 価: 1,575円
出版社: ダイヤモンド社
発 行: 2013/03
定 価: 1,575円
【目次】
序.お金とは何か?
1.ハゲタカが跋扈し、お金でお金が殖えた時代
2.自分の価値をお金に換える覚悟と難しさ
3.企業や個人が国家に代わってお金をつくる世界へ
4.お金を媒介とせず、モノや価値を直接交換できる環境の広がり
5.信用でつながる新たなコミュニティづくり
序.お金とは何か?
1.ハゲタカが跋扈し、お金でお金が殖えた時代
2.自分の価値をお金に換える覚悟と難しさ
3.企業や個人が国家に代わってお金をつくる世界へ
4.お金を媒介とせず、モノや価値を直接交換できる環境の広がり
5.信用でつながる新たなコミュニティづくり





本書は、この数年で大きく変化しつつあるお金の本質を解説している。キーワードは「信用」だ。お金そのものの信用を担保しているのは、現在では国家だが、最近では、企業や個人も、自らを信用の母体としてお金を発行できるようになった。例えば、家電量販店発行のポイントは「企業通貨」である。個人の信用も、客観的に評価されれば、お金に換えることができるだろう。このような社会では、人々はみな「上場」しており、「株価」がついているようなものだ、と著者は指摘する。
では、信用はどのように創られるのか。デービッド・マイスターは、「信用度=(専門性+確実度+親密度)/利己心」と定義している。専門性を高め、約束を守り、親しい関係をつくり、「利己心」つまり私欲(エゴ)を減じていくことが、信用の創造につながる。しかしこの式からわかる通り、このうち信用度に特に貢献するのは、分母である私欲を減ずることだ。エゴを減じ、謙虚さを養うことが信用を築くうえで最も重要なのだ。しかし信用は繊細な磁器のようなもので、買うときは高いが簡単に壊れる。そのために著者は、個人も企業と同様、信用の残高を意識し、メンテナンスすることが必要だと説いている。